自然栽培 | 店舗探し.comの過去コラム

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2013/11/27

 

無肥料、無農薬栽培を初めて成功し、そのリンゴは“奇跡の
リンゴ”と呼ばれる木村秋則さんによる講演会のお話を紹介
した、『宮崎中央新聞』からの孫引きです。

 

“リンゴの無肥料、無農薬栽培に成功するまで、私は徹底的
 に畑の木を観察しました。
 すると、それまでは常識だと思っていたことの多くが、実
 は間違いだったことに気付きました。

 

 たとえば、一般常識では、テントウムシは害虫のアブラムシ
 を食べる益虫です。子供の小学校の教科書にも、そう書いて
 ありました。
 しかし私は、もしかすると違うのではないかと思ったのです。
 そこで、実験をすることにしました。

 

 ・・・この実験で意外なことが分かりました。

 

 テントウムシはアブラムシを数匹しか食べなかったのです。
 本当にアブラムシを多く食べていたのは、皆さんがあまり
 お好きではないハエやアブの幼虫でした。”

 

顔に傷のある、いかにもの強面が、実は早朝にせっせと道路の
ゴミ拾いをしていた、ということでしょうか。

 

“皆さんが安全で健康にいいと思っている有機栽培の野菜に
 ついても、実験で意外なことが分かりました。

 

 一般栽培で作ったお米と、堆肥などの有機肥料を使って作っ
 た有機栽培のお米、そして私が提唱する自然栽培で作った
 お米。

 この3種類のお米を水に漬け、どのように腐るのか、2週間
 ほど経過を見て実験してみました。

 

 すると、一般栽培のお米は黄色く腐敗しました。
 さらに有機栽培のお米もカビが生え、腐ってしまいました。
 ところが、自然栽培のお米だけが腐らず、甘い香りを放って
 発酵したのです。

 ミカンやキュウリでも実験してみましたが、同じ結果が出ま
 した。”

 

主に懐事情から一般栽培のお米ばかりを食べている身としては
考え込まざるを得ません。

こうした事実を突きつけられたからといって、明日から自然
栽培のお米に変えられるわけではありません。


偽装してましたと言われても、今から食べ直すわけにもいきま
せん。

大気汚染など健康リスクのネタを数え上げれば、それこそ尽き
ることがないのです。

 

衛生管理面などで問題があるとして、路上弁当販売を東京都が
規制強化するとの報道がありました。

路上で食品を手に入れることは、安さと手軽さと引き換えに、
多少のリスクを引き受けることだということでは、お上は納得
がいかないのでしょう。

 

冷蔵庫で置き去りにされていた期限切れの食品も、くんくんと
匂いを嗅いでは平気で食べていましたが、そんなところにまで
お上にお節介を焼かれことのないように願いたいものです。