2010/1/12
シャッター通りと揶揄され、寂れる一方の商店街が、全国各地で
問題になっています。
国や自治体でも、商店街活性化をテーマとして予算をかけて取り
組んでいます。
古い家並みを売り物にしたり、昭和レトロで統一したりと、観光
地化したものの一部が、僅かに成功例として数え上げられますが、
ほとんどの地域では思うように成果が上がっていないのが実情です。
そんな中「けれん」に頼ることなく、正攻法で商店街の活性化に
取り組み、成功を収めた稀有な例が
『高松丸亀町商店街』です。
ここでは、利用者目線であるべき商店街を想定し、丸ごと作り直
すことで売上高を以前の3倍にまで押し上げることに成功しました。
成功の核心は、商店街全体をひとつの『ショッピングセンター』
に作り変えたことです。
商店街を運命共同体と認識し、飲食・物販・サービスの各業種を
バランスよく計画的に配置することで、『ショッピングセンター』
としての商店街が、完結したものとなったのです。
『高松丸亀町商店街』も、売上歩率という、ショッピングセンター
が持っている優れた仕組みを導入するまでには至っていません。
今後、顧客ニーズの変化に機敏に対応できるかとの心配はありま
すが、多くの地権者を纏め上げた関係者の長年にわたる執念は立
派と言うしかありません。
「ルビコンの決断」というテレビ東京の番組でご覧になった方も
いらっしゃるでしょうが、『ショッピングセンター』の優秀性が
改めて証明されたようで、とても嬉しいことでした。
もちろん、店舗探し.comの物件は、優秀なショッピングセンター
の物件ばかりです。
今週も張り切って、次々にご紹介してまいります。