『日本のコピー ベスト500』 | 店舗探し.comの過去コラム

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2011/11/25

オバマ米大統領と中国の胡錦濤国家主席が唇と唇で熱烈なキス!

衝撃的な写真が話題となりましたが、これはベネトンの広告キャンペ
ーン「アンヘイト(憎しみに反対する)」で企画されたもので、もち
ろん合成写真です。

広告は時代を写す鏡と言われます。
特に、優れた広告のコピーは、一言で時代を印象付けます。

『日本のコピー ベスト500』
  安藤隆、仲畑貴志、他編著 宣伝会議

本書は、日本を代表するコピーライターやCMディレクターたちが投票
によって選出した500本の広告コピーを紹介しています。
11位~100位の中から時代順にいくつか抜書きしてみます。

「有楽町で逢いましょう」           ・そごう東京店
「こんにちは 土曜日君。」          ・・・・伊勢丹
「ひとりよりふたり」             ・・・・・丸井
「不思議、大好き」              ・・西武百貨店
「東京、カッペね。大阪、イモね。」      ・岡田屋MORE'S
「昨日は、何時間生きていましたか」      ・・・・パルコ
「サラリーマンという仕事はありません。」・・・西武セゾングループ
「恋を何年、休んでますか?」         ・・・・伊勢丹
「恋が着せ、愛が脱がせる。」         ・・・・伊勢丹
「四十才は二度目のハタチ。」         ・・・・伊勢丹

百貨店は90本中に15本も登場しています。
さらに、ベスト10の第7位は

「好きだから、あげる。」・・・丸井

そして、堂々の第1位は

「おいしい生活」・・・西武百貨店

長い間、百貨店が時代を切り開き牽引してきたことは間違いありませ
ん。
このところ苦戦が続く百貨店ですが、「有楽町で逢いましょう」から
半世紀、再び新しい時代をリードしようと、有楽町に新しい百貨店が
登場し、新しいコピーが作られました。

「これって、Otona?」・・・ルミネ有楽町店

果たして50年後に、このコピーは選出されることになるのでしょうか?