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一度ツイッターに浮気しましたが、やはりこちらのほうが落ち着くようです。

ただいま(/-\*)

【芥川龍之介の作品「三つの指環」 初掲載は医学専門雑誌】

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20240304/2010019643.html


そもそも、芥川龍之介さんに「三つの指環」という作品があることを存じ上げませんでした絶望


【芥川龍之介さん「三つの指環」(青空文庫)】

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3828_28511.html


(前略)「私は国を治めて、随分長くなるが、未だ信頼するに足る、大臣を得られないが、お前は誰か大臣にする様な人を知らないか。」と云はれました。(後略)

ーー芥川龍之介さん「三つの指環」より。


「おどろいた。国王は乱心か。」

「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」

ーー太宰治さん「走れメロス」より。


自分の家臣を信じることが出来ない点や(①)、


「私が未だ町に居りました時、一人の乞食からこの銀の指環を貰ひました。この指環を嵌めてゐると、如何なる男の心をも捉へる事が出来ると云ふのでしたが、私はさう云ふ手段による事は正しくないと悟りましたので、決してこの指環は嵌めませんでしたが、指環によらないで自分を本当に愛して下さる人を見付けたのは本当にうれしい事です。」と云ひました。王様は「三人共指環を貰つてゐるのに実際指にそれを嵌めたのは、私一人であつて、しかもそれによつて誤まらされたのは自分一人である。こんな指環は私には必要なものではない。」と云つて床に投げ付けると、その指環は割れて、内から焔が立つて、アラアがその焔の中から出て三人に祝福を与へて消えてしまひました。

ーー芥川龍之介さん「三つの指環」より。


暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。

「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」

 どっと群衆の間に、歓声が起った。

ーー太宰治さん「走れメロス」より。


三人が「信」によって結び付けられる点(②)などーー芥川さん「三つの指環」における「焔」は、太宰さん「走れメロス」における「顔をあからめ」・「赤面」に【翻訳】ないし【アレンジ】された可能性もあるのでははてなマークーー、「三つの指環」と「走れメロス」の間には共通点があり、「走れメロス」を執筆する際、太宰さんが「三つの指環」を参照した可能性もあるのではないかはてなマーク なんて、おっちょこちょいのてんぱりまっくすは思い付いたのです真顔昇天ネガティブ魂が抜けるオエー


知らんけど絶望