LIVEメモ(鈴木康博 2024年6月1日 TOKYO FMホール) | IN THE WIND

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(ネタバレあり)

YASSさんこと鈴木康博さんが毎年6月に開いているライブ「あじさい」で東京へ。バースデーライブやバンドライブ、クリスマスライブは度々遠征しているけれど、何故か都合が合わず鎌倉で開催されていた時期を含め初の「あじさい」参加となった。それはともかく、この日も楽しそうに演奏するYASSさんの笑顔を見ているだけで、僕の気分も上がって存分に楽しめた。会場入口の掲示の写真から下はセットリストなどネタバレありなのでご注意を。


この日は緑っぽい生地にサイケデリックというか、トロピカルというか、賑やかな柄の長袖シャツに紺か黒のパンツ、白のスニーカーといういでたち。登場した時に頬がこけてやせたように見えてびっくりしたけれど、光の加減だったようで安心した。

ギターは MARTIN D-41 で、ストラップは美人画のような柄から変わったかも。天井が高くて残響が過剰になりそうな環境の中、開放弦が1弦から6弦まできれいに響き、メジャーセブンスや系やナインス系のコードの響きがクリアで豊かに聴こえた。

セットリストは次の通り。 

1. 心の言葉 2. 夢キッスR70 3. 海側の景色 4. 汐風のなかで 5. 美しい思い出に 6. TIES OF US 7. メインストリートをつっ走れ 8. Keep On Running 9. 青春

(休憩) 

10. 現実ってヤツは 11. コンニチハ貴き故郷 12. 対(ペアー) 13. 恋はさりげなく 14. DAY DREAM BELIEVER 15. ランナウェイ 16. この道戻れない 17. 海辺にたたずんで 18. 燃ゆる心あるかぎり

(ENCORE)

1. 紫陽花寺 2. 幸せまでもうちょっと 3. 映画 4. でももう花はいらない


本編は3月にあった神戸、京都でのライブと1曲だけ変わっていた。10曲目が11曲目から移り、11曲目がセットリスト入りするのは僕の知る限りでは2019年のクリスマスライブ以来。蛍がテーマの曲なので夏へ向かう季節に合わせたのだろうか。

この日は声もよく出ていた。最近かすれ気味なことが多い地声の高音も力強く伸びていた。ギターはミスがやや多くなり Keep On Running ではエンディングのキメのフレーズを丸々ミスって天を仰いで苦笑いしたけれど、ライブを続けてくれるだけで十分。


アンコールは最近のライブハウス公演ではステージから袖に引っ込まずに本編に続けてそのまま突入することが多くなりつつあるけれど、この日はいったん袖に引っ込んでから再登場。そして、あじさいライブの由来を次のように説明した。

鎌倉で始まりまして、アジサイの季節にやるから何か歌を作んなきゃということで「紫陽花寺」を作ってずっと歌い続けています

僕の知る限り 紫陽花寺 はあじさい以外のライブでは長くセットリスト入りしていないはず。アルバムでは いいことあるさ に収録されていて、2007年のアルバムリリース後のツアーでは聴いた気もするが、その頃はメモも取ってなかったので定かではない。

それはそうと、冒頭にも書いたけれど、この日のYASSさんはいつもにも増して楽しそうに演奏していた。とりわけ ペアー で観客も参加する指差しパフォーマンスでは、一人ひとりの顔を確認するかのように場内を見渡す表情が本当に嬉しそうだった。

その指差しの場面でYASSさんもギターを演奏をせずに指差しの手本を見せるのだけど、最後は自分の手本なしで観客がちゃんとできるかを試すかのように手を引っ込めて指差しをやめ、いたずらっ子みたいな表情で客席を見ていたのが印象的だった。
(ライブレポは以上)

【1日の備忘録】

昼前から東京へ。夜、富山へ。朝=牛丼、リンゴ、昼=コンビニのパン。飲酒=白ワイン3杯。体重=欠測。