LIVEメモ(TULIP 2024年4月30日フェスティバルホール)

(ネタバレあり)

昨夜はチューリップ50周年記念のアンコールツアーでフェスティバルホールへ。昨秋始まったツアーも残すところ7公演。昨年のツアーは3公演に足を運んだけれど、今回はこの日の1回限り。僕にとってはチューリップとしてのライブは最後となるので、しっかりと眼に焼き付け胸に刻もうと張り切って出かけた。会場入り口の案内表示の写真から後はネタバレを含むので、今回のツアーをまだ見に行っていない人はご注意を。

財津さんも姫野さんもよく声が出ていて、伸びやかなボーカルを堪能。ともすればTULIPにはワンパターン、マンネリという評価がつきまとうけれど、唯一無二のバンドサウンドを築き上げて、それを聴きたいと望んでいるファンの期待を裏切らないクオリティを維持し続けていることがすごい。財津さんは 若い時のようには歌えない と謙遜するけど、昔のライブをを知らない僕にはまったくそういう風には思えない。

とりあえず、セットリストは次の通り。以下、MCを含め走り書きのメモと記憶に基づくもので正確とは限りません。

1. 一人がいいさ 2. セプテンバー 3. 風のメロディ 4. 見すごしていた愛 5. 博多っ子純情 6. ここはどこ 7. もしも僕が 8. エジプトの風 9. 走れ！ムーン号

(生ギターコナー)

10. しっぽの丸い子犬 11. 逆回転 12. 街は黄昏に抱かれ

(休憩)

13. あの娘は魔法使い 14. ブルースカイ 15. 夏色のおもいで 16. 神様に感謝をしなければ 17. 虹とスニーカーの頃 18. 19. 悲しきレイン・トレイン 20. ぼくがつくった愛のうた 21. 青春の影 22. Shooting Star

(ENCORE1)

1. 2222年ピクニック 2. 銀の指輪 3. 私のアイドル

(ENCORE2)

1. 心の旅 2. 魔法の黄色い靴

サポートメンバーは小泉信彦(Key)、田中徹(Drs)、尾上サトシ(Gt)

僕はリアルタイムではヒット曲を知ってるぐらいで熱心なTULIPファンではまったくなかった。それが21世紀に入ってから小田さんつながりでまず財津さんのソロライブに行き始め、財津さんの歌声にノックアウトされてしまって、もっともっと聴きたいということでTULIPにも行くようになった。さすがに遠征まではしなかったけど、関西公演にはなるべく足を運んだ。

なんとか40周年記念ツアーには間に合って、安部俊幸さんのいるTULIPも聴くことができた。安部さんの弾くGIBSON ES-335が紡ぎ出す太い芯のある温かいギターの音色が本当に心地よかった。昨夜のセットリストでも、安部さんがリードを弾いていた曲では安部さんの弾く姿と音を思い出そうとしたけれど、自分でも上手く思い出せたか心許ない。僕はまだまだ新参者のTULIPファンの端くれに過ぎない。

それでもこの日がTULIPのバンドとしてのサウンドに触れるのが最後だと思うと感慨深いものがある。財津さんのソロ活動は続くらしいので 青春の影 とかはまた聴ける機会があるかもしれないけど、例えば ブルースカイ での♪タタンや Shooting star での♪タタタとか 銀の指輪 での♪タンタタンという手拍子を生演奏に合わせて叩くことはもう2度とないかもしれない。

最後のツアーだからか、会場にはこんなロールアップバナーが掲示されていた。とにかくTULIPにありがとうを言おう。