NFLメモ(2021年 WEEK13) | IN THE WIND

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NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)では、アリゾナ・カーディナルスが2敗を守り、、グリーンベイ・パッカーズ、タンパベイ・バッカニアーズが3敗、ダラス・カウボーイズとロサンゼルス・ラムズが4敗で続く状況は先週と変わらず。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)では唯一3敗だたボルティモア・レイブンズが敗れ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、テネシー・タイタンズ、カンザスシティ・チーフスの4チームが4敗、さらに4チームが5敗で追っている。極私的興味で選んだ試合メモ。データは nfl.com から。

※TD=タッチダウン(6点)、FG=フィールドゴール(3点)、XP=TD後のエキストラポイント(1点)、2PT=TD後の2ポイントアテンプト(2点)、INT=インターセプト、SK=サック、RT=パサーレイティング、YD=ヤード、OT=オーバータイム、チーム名の後は(勝数-敗数-引き分け数)

 

◆アリゾナ・カーディナルス(10‐2‐0) 33-22 シカゴ・ベアーズ(4‐8‐0)

カーディナルスは1stダウン数、トータルヤード、攻撃時間のすべてで相手を下回ったが、少ないプレイ数でちゃっちゃと得点を重ねて快勝、2敗を守った。4つのインターセプトを3TD、1FGに結び付けたことが大きいが、4TDに要したプレイ数は18、ベアーズは3TDで38プレイもかけていた。バイ・ウイークを挟んで4週ぶりにケガから復帰したQB カイラー・マレーはパス成功率73.33%(11/15)、123YD、2TD、0INT、RT136.9、ラッシングでも10回走ってチーム2位の59YD、2TDと順調な回復ぶりを見せた。

 

◆タンパベイ・バッカニアーズ(9‐3‐0) 30-17 アトランタ・ファルコンズ(5‐7‐0)

バッカニアーズは敵陣20YD以内に進出するレッドゾーンオフェンスで4回中3回でTDを取り切って危なげなく勝利。残る1回も10点リードの第4Q終盤でランプレーで時間を消費しつつ最後はFGを狙う戦術の結果で、TDを狙って取れなかったものではなかった。守備陣が相手QBに5SKを浴びせて38YDロスさせ、相手のレッドゾーンオフェンスは3分の1の成功率に抑えたのも試合を優位に進める要因となった。QB トム・ブレイディはパス成功率74.51%(38/51)、368YD、4TD、1INT、RT112.2。

 

◆ダラス・カウボーイズ(8‐4‐0) 27-17 ニューオーリンズ・セインツ(5‐7‐0)

セインツはテイサム・ヒルがQBで今季初先発。ラッシングではチーム一の101YDを走ってユーティリティープレーヤーぶりをのぞかせたが、パスでは2TDを挙げつつ成功率は5割を割り(19/41)、4INTと散々だった。INT後に2回、攻撃権を譲り渡した相手に得点を取られていて、特に第4Qの自陣深くで喫したインターセプトは、間近で相対するディフェンスラインの選手に軽々と直接キャッチされてリターンTDを許すという有り様。QBとしてのゲーム感が鈍っていたのか。セインツは2006年にショーン・ペイトンHCが就任してから初の5連敗。

 

◆ロサンゼルス・ラムズ(8‐4‐0) 37- 7 ジャクソンビル・ジャガーズ(2‐10‐0)

チーム力の差がくっきりと出た。ジャガーズは第2Q序盤までは7-10と食い下がったが、FG2本で点差を広げられると、後半は3TDを許して結局大敗に終わった。2021年ドラフト全体1位のQB トレバー・ローレンスはラムズの強力守備陣のプレッシャーに悩まされ続けたとはいえ、プレーが雑に見え、それがパスの精度を低くしているように思える。一方、守備が安定していたラムズは攻撃陣が余裕を持ってプレー、獲得ヤードで相手の倍以上を稼ぎいで10回のドライブで7回敵陣に入り、いずれも得点を挙げた。

 

◆ニューイングランド・ペイトリオッツ(9‐4‐0) 14-10 バファロー・ビルズ(7‐5‐0)

AFC東地区の両チームはWEEK16でも再び対戦が組まれている。ペイトリオッツのビル・ベリチックHCはパスを封印、ノーゲインに終わってもランに徹し、222YDを獲得して1TD(2PT成功)と2FGで得た14点を守備陣の奮闘で守り切り、ロースコアの接戦を制して7連勝。QB マック・ジョーンズが試みたパスはたった3回。1974年にビルズが2回のパスで勝って以来の少ないパス回数での勝利だという。ビルズはファンブルロストによるターンオーバーで許したTDと、FG1本の失敗が痛かった。

 

◆カンザスシティ・チーフス(8‐4‐0) 22-9 デンバー・ブロンコス(6‐6‐0)

チーフスが守備陣の発奮と相手のミスで勝利。攻撃陣は10回のドライブで相手陣に入ったのは5回、レッドゾーンへは2回にとどまり、まだまだ本調子ではないよう。守備陣はランとパスで400YD以上を許しつつ、第4Q終盤まではFG1本でしのぎ、インターセプトリターンTDも奪って攻撃陣の不調を補った。ブロンコスはルーキーRB ジャボンテ・ウィリアムスがラッシングで102YD、レシービングで76YDと一人気を吐いたが、第4Qにキックオフリターンでリターナーに味方が接触してファンブルロストをリカバーされて失点するなどミス続きで波に乗れなかった

 

◆ピッツバーグ・スティーラーズ(6‐5‐1) 20-19 ボルティモア・レイブンズ(8‐4‐0)

第4Q終盤の2PTコンバージョンの成否が明暗を分けた。残り2分を切ってからスティラーズにTDと2PTを決められて13‐20と逆転され、7点を追うレイブンズは残り16秒でQB ラマー・ジャクソンがWR サミー・ワトキンスへTDパスを通して1点差、一気に逆転を狙った2PTコンバージョンでジャクソンが投じたパスはTE マーク・アンドリュースが左手指先に触れながらもキャッチできずに失敗。攻撃が単調なスティラーズだったが、守備陣がジャクソンに7SKを浴びせ1INT、ロースコアの展開に持ち込んだことが結果的に勝利を呼び込んだ。

 

◆ロサンゼルス・チャージャーズ(7‐5‐0) 41-22 シンシナティ・ベンガルズ(7-5-0)

前半を11点ビハインドで折り返したベンガルズが第3Qに入って猛反撃。FGで8点差とした後、敵陣深くで相手のファンブルロストをリカバー、続く攻撃でTDを決めて2点差に。一気に同点を狙った2PTコンバージョンは失敗したが、相手攻撃を2回続けてパントに終わらせ流れはまだ握っていた。しかし、今度はベンガルズがファンブルロスト、相手のディフェンダーにカバーされてそのままリターンTDを決められて流れは再びチャージャーズに傾き、さらにTDで追加点を奪われて万事休す。

 

【7日の備忘録】

休肝日2日目。朝=ご飯1膳、ネギ入り卵焼き、リンゴ、昼=インディアンカレー(外食)、夜=ジャーマンポテトもどき。体重=59.2キロ。