YASSさんこと鈴木康博さんがMCを務めるラジオ番組 メインストリートをつっ走れ！ の2021年9月2週目の放送。YASSさんがかつて影響を受けた曲を紹介する YASS SELECTION のコーナーは、オージェイズの「Back Stabbers」と「Me and Mrs.Jones」(ともに1972年)。
今日はですね、音楽プロデュースチームでギャンブル・エンド・ハフというチームがあったんすね。フィラデルフィア・ソウルっていうふうにいわれてアレンジがすごいいんですよね。ディスコブームに乗って、みたいなところももちろんあるんだけど、ディスコで曲聴いて踊ってられないぐらいアレンジがいいの、それ聴きながら、えぇ～こんな、いわゆるブラックミュージックでね、こんなふうなアレンジってあるんだって、めちゃくちゃ音楽的でね、サウンドに聴き入ってしまうという、ホントにそうだったんですね。だから僕ホントにブラックミュージック好きだったんすけど、オフコースやり始めのころですね、レコーディングを自分たちで始めようっていった時に、やっぱりリズムとアレンジですよね。ストリグス、それからブラスとか、リズムセクションのアレンジだとか、そういうところにめちゃくちゃ興味があったので、よけい耳が行ったという、オフコース、レコーディングする前の段階としてもう耳年増になっちゃって、ホントに。そういう感じだったんです。両方とも72年、あっ2曲ね、おかけしたいと思いますけどね、まずはもうホントにディスコ行くと必ずかかったんじゃねぇかという1972年の曲なんですけど、オージェイズで「Back Stabbers」。オレたちの世代はもう絶対知ってるけど、どうでしょうかね、今の方たちでも、今の人たち。魔の人たちって若い人は無理だよね、50ぐらい、40ぐらいの人だったら知ってるかな。とりあえず私はめちゃくちゃカッコいいと思って聴いてましたけど
(「Back Stabbers」オンエア)
途中で♪ジャッジャッジャ、ジャジャッジャ、What Id Do ? ていう、 ♪ジャッジャッジャ、ジャジャッジャ、ていうフレーズは、私のソロになったからのアルバムで使わせていただきました(笑)。どの曲か、「Starlight Serenade」っていう曲の中で確か、このリズムのフレーズ入っております、オフコース時代には使わなかったです(笑)。
そして、ディスコのいわゆるステップを踊るじゃなくて、いわゆるチークタイムですね、その時にいわゆるバラードでかかっていた曲なんですけど、ビリー・ポールっていう人、「Me and Mrs.Jones」、これも、もうラジオでかかりまくってたし、ディスコもぜったいかかりまくってたという、歌詞がその当時オレあんまりよくわかってなかったです。ただあの、二人でいることがよくない、その男女の、二人でいることがよくない二人のことを歌ってるっていう内容のことはわかりましたけど、タイトルが「Me and Mrs.Jones」という、ですから私とミスじゃなくミセス・ジョーンズとの関わり合いという、そういう歌なんですけどね。切ないっていうか、切ないんですよ。なんだけど、なんかアメリカの切なさみたいな感じがするのね。日本でそういうね、ちょっとした不倫の歌だったりするともうもろマイナーで、もう行き場のないメロディーになってくるんですけど、これはそうじゃないんですよ。もっとモダンというか、何ていうんだろ、明るい、明るいって言っちゃいけないのかな、すてきなんですよね、なんか。そういうんで、ストリングスのアレンジがもうホントにすごくて、歌詞の内容どうでもいいからそっちずっと聴いてるっていう感じなんです。聴いてください
(「Me and Mrs.Jones」オンエア)
(引用は以上）
今回の2曲も、アーティストも楽曲もまったく知らない人たちだった。ギャンブル・エンド・ハフとオージェイズの関係がよくわからなかったのでググってみると、ギャンブルとハフはオージェイズの主要メンバーで、フィラデルフィアインターナショナルレコーズという会社を作って楽曲制作をたくさん手がけていたらしく、なんと去年まで現役で活動していたそうだ。それにしても1970年代に聴いていた洋楽のフレーズを何十年も経ってから自分の曲に採り入れる時って、アレンジしながらそのフレーズを突然思い出したりするんだろうか。それとも、このフレーズを使ってアレンジしてみようとかなるんだろうか。とにかくYASSさんの抽斗にはいろんな楽曲のフレーズがいっぱい詰まっているのだろうなぁ。
【13日の備忘録】
休肝日1日目。朝＝ご飯1膳、ジャコピーマン、リンゴ、昼＝ご飯1膳、豚肉とナス炒め、ミニトマトと茹でブロッコリー、夜＝ベーコンとキャベツのオムレツ。体重＝59.4キロ。