YASSさんラジオ(2021年6月第4週) | IN THE WIND

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YASSさんこと鈴木康博さんがMCを務めるラジオ番組 メインストリートをつっ走れ! の2021年6月4週目の放送。YASSさんがかつて影響を受けた曲を紹介する YASS SELECTION のコーナーは、ジェイムス・ブラウンの「I Got You」(1965年)と「I Got The Feelin'」(1968年)。

 

ちょっと前にも紹介させてもらいましたけど、ジェイムス・ブラウン。とにかくあの、ジェイムス・ブラウンを聴いた時のショックはもう並大抵じゃなかったですね。それまでフォークソングばっかり聴いていたわけじゃない?、私としては、で、コピーしてたし、音楽の元はPPMだったりしてたわけです。そういう中で中学高校の頃は50年代、60年代のアメリカンポップス聴いてましたけど、それはもう音楽としての素材というよりも、みなさんと一緒のあれですよ、覚えようという気じゃなくて、勉強しようという気じゃなくて、ただ流れていたのを聴いてただけっていう、いざ音楽の勉強とかし始めて、それからビートルズだ、何だってちょっと解析とか分析し始めて、ちょっと知識があってから改めてジェイムス・ブラウン聴いて、それまであんまりだからダンスとか行ってないから、遊びに行かないから、ラジオで流れていてもあんまり気にしてなかったわけですよ

 

ところがバンドの、一緒にやってたバンドじゃないけど、ほかのバンドだったり、それから昔のライブハウスみたいなとこの走り、ライブハウスの走り、あるいはディスコだったり、そういうところで例えばフィリピンのバンドがやってたりね、そういう中でやっぱりジェイムス・ブラウンはダントツでそういうところでやってるわけ、で、踊りをやってるわけです。で、みんなが踊ってるから、ちょっとなんだちゃらちゃらしたもんだというイメージが僕の中ではあったんだけど、でもリズムやら何やらって、実際に聴き始めて、えっ?と思うばかりなんですよ、ホントに、ジェイムス・ブラウンって。今聴いたってそうなんだから、これは影響を残さないわけがない、音楽界に。しかも当時の日本の音楽界に、いわゆるブラックミュージックっていうか、ファンクとか、まだソウルって言ってたかな、ソウルって言い出したころかな、あとリズム&ブルースとか言ってなかったもん。ファンクもあんまり言ってなかったよな気がするな、ソウルかな?。あるいはディスコっていうのもまだ言ってなかったんだよね。ディスコって言ってなかったな、赤坂にあったああいうところは何て言ってたんだっけな、ディスコじゃなくて。とりかく踊りに行く場所

 

で、音が聴けたんだけど、フレーズやら何やらを聴いて、これからおかけするのは「I Got You」っていう1965年なんで、僕が遊びに行き始めたのが大学1年なんで68年ごろなんだよね。だからもうジェイムス・ブラウンは、まだ「Sex Machin」とか出てないんだ、ちょうどね、♪I Feel Good、チャラレラレラレ、っていう、♪I Got You、トッ、タッタッタッ、もうそういうあの、えっと何て言うの?、フォークソングのリズムじゃないんだ、とにかく。アニマルズっていうグループが、日本語タイトル「悲しき願い」っていうのやってたんすよね、それで♪ターララ、ターララ、タララターン、(ドン)、On Lord、(ドン)、please don't let me be misunderstood、っていうめちゃくちゃカッコいいリズムだと思ったの、普通にこうやって♪ズンズンダダ、ズンズンダダ、(ドン)、On Lord、(ドン)、please don't let me、っていうその元がジェイビーなんだよね、ここの♪I Got You、って、♪チャッチャ、タッタ、I got you、タッタッタッタ、タッ、(ドン)、ってこういうリズムなんだけど、これがもうノッちゃうわけよ、やっぱり、何っていうの?ノリ、ノリです、そうです、自然に足やら腰が動いて、そういうのがフォークソングにはないわけで、これも音楽なわけよね。これ、いや言ってみりゃ、これこそ音楽っつうところもあるし、ロックなんかもそうだし、もちろん。だんだんそう意味じゃソウルミュージックだったりそれからロックだったりが融合していくわけだね。この70年代って、70年の最初のころ、65、66年から72、73年にかけてって、すっごいいっぱい音楽の種類って出てくるんだけど、だから影響受けたっていうか、ショック受けた曲が多いわけで、いっぱい紹介したいなっていう。同じような曲でも、これ、これ、みたいな感じで紹介したいんですけど、まずは、そのジェイムス・ブラウンで、1965年の曲なんですけど
(「I zgot You」オンエア)

 

これだから、踊ってられないんだ、私は、聴いてても。真剣にこうリズムこうやってとって、あの友達は踊りに行こうよって、踊ってましたけど、もうそんな酒飲んでって感じじゃないんだよね、演奏しているところをジッと見守るみたいな。また、演奏しているところがカッコいいのよ、こう踊りながらやっぱり、ドラムやらベースやら見ていると、それからギターもそんなにコードが動いているわけじゃなくて♪ズンチャッ、トゥルチャッ、とかね、そういう、「I Got You」だって♪チャラレラレラレ、ツツ、ってだけずーっとやってんだからね。それでノッていくんだよね。さらにジェイムス・ブラウンで、これ1968年に「I Got The Feelin'」っていう曲が出るんですけど、これはもうダンスが、ジェイムス・ブラウンのダンスがすごいっていうなんだけど、今見たらそんな(笑)足をステップしてんだけど、なんか、ほらダンスって言うと、ジェイムス・ブラウンじゃなくてマイケル・ジャクソンが一番だっていうふうになんか思い込んじゃってるところが、でも、ジェイムス・ブラウンのダンスをちゃんとマイケル・ジャクソンは受け継いでいて、つま先でステップするみたいなやつをちゃんとやってんですけど。で、、オレ、この「I Got The Feelin'」で驚いたのは、その♪ドッ、ツタッタッタ、タ、ティロレ、ってやるんだけど、スネアーが普通♪ドッ、タッタッタッ、って普通にあの2、4で来るじゃないすか、スネアーが、ビートで。だけど別のとこにスネアが来るのよ、♪ドン、ツタッ、トットみたいな

 

そうするとさ、それまでベンチャーズとかで聴いてるわけだから、2、4で来てると思うから、その取れないわけリズムが、どうやってやってんの?みたいな。初めて曲聴いた時、全然リズムが取れなくて。それでそのディスコ行ってライブ見て、あぁこうやって取ってんのみたいな、違うところにスネアー打ってんじゃんみたいな、そういうの勉強して。あっ、こういう音楽すごいなぁって思って、それも何回も繰り返すわけよね、ずーっと延々と。まぁ、2、3分しかないんだ、曲はね、3分弱ぐらいしかないんだけど、それをずーっと♪ズン、ツタッツト、ツタッ~(略)、ってやってるから、もうついてくだけで一生懸命なんだけど、でも体がワーッと動いてくるっていう。これ、音楽だってやっぱり思うわけだよね。まぁ、自分の音楽にどうやって採り入れられんだろうっていうようなふうに聴いてました。でも、その後そうやって、やっぱり出てくるわけですよ、そういうグループが。あのパワーオブタワーだったり、BSTだったり、それからその後ちょっと毛色は違いますけど、レッド・ツェッペリンだったりね。そういうのがいろいろ混じって出てくるわけです。ということでだんだんね、いろんなそういうことも紹介していきたいと思いますけど。それでは、これもめちゃめちゃ衝撃的でしたけども
(「I Got The Feelin'」オンエア)
(引用は以上)

 

前週の2曲目に続いてこの週もジェイムス・ブラウン。この2曲は去年もかけているし、今回はこのコーナーでしゃべった時間も長めで、それだけYASSさんの受けた衝撃の大きさを物語っているような気がする。「今聴いたってそうなんだから」ということは、このコーナーのために昔聴いた音楽をいろいろと改めて聴き込んで番組に臨んでいることがうかがえて、YASSさんの生真面目さも伝わってくる。

https://ameblo.jp/tenotookaoka/entry-12633054108.html 2020年10月17日放送分

 

ディスコに行ったのが、一緒にやってたバンドじゃないけど、と明言しているので、小田さんや地主さんとはディスコに行かなかったということなのか。進学した大学が東京と仙台で離れていたので当たり前といえば当たり前だけれど、長い休みで小田さんが横浜に帰省したときなどに、「今こんな音楽にハマってるんだ、一緒に行かない?」みたいな感じでディスコに誘わなかったのかな。

 

【28日の備忘録】

休肝日1日目。朝=ご飯1膳、ジャコ入り卵焼き、リンゴ、昼=カレーうどん、ミニトマトと茹でブロッコリー、夜=豚バラと白菜のレンジ蒸し。体重=59キロ。