YASSさんラジオ(2020年6月6日) | IN THE WIND

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自分のための備忘録。音楽とスポーツ観戦、飲み食い、時々本と映画
Don't think twice, It's all right !

YASSさんこと鈴木康博さんがMCを務めるラジオ番組 メインストリートをつっ走れ! の6月1週目の放送。YASSさんがかつて影響を受けた曲をエピソードとともに紹介してくれる YASS SELECTION を秋田放送のオンエアから記録。今回はサイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」。(放送局、放送日時は番組公式ツイッターで https://twitter.com/yassradio )

 

Simon & Garfukel、いろんな曲がねヒットして、初期からヒットしておりますがやっぱり、一番あの何て言いますか、ギター的に面白っていうのは「Scarborough Fair」がやっぱり一番、ギターちょっと弾けるぞっていうような感じで、そういう時に、みんなの前でちょっと披露する時に、あの♪ティラララララ、あのアルペジオね、「わぁー、できるんだ」みたいな、そういう見られ方するんで、Simon & Garfukel やっぱりあのそういうギターテクニックをやるうえじゃ、「Mrs.Robinson」とかいろいろありますよ、♪Hollow darkness my old friend もそうだし、やっぱりあの「Scarborough Fair」が歌もきれいだしね、オフコースでもやっておりました。ギターアンサンブルをやるうえで、こういう曲を知っていると知らないじゃやっぱり違うんですよね。知ってるって当たり前ですけど、その当時は大ヒットしたんだから。ただ、その弾き方とか構成とかね、知ってると知らないじゃやっぱり大違いなのわけで

 

僕は学校を卒業してですね、音楽の道に入ったわけですけど、一番最初にやっぱり頼るところがないんで、頼るところっていうのは、大学まで音楽教育受けてないでしょ、だから楽典とかね、いわゆる基礎を知らないわけ。楽譜、譜面の読み方だとか書き方、それから楽器法という、楽器のそのこういろんな知識、弾き方からね奏法から、あるいは音域だとか、そういうの弦からいわゆるブラスから、フルートとかオーボエとか、そのへんのやつやっぱり全部知らないといけないんで、それを習いに行こうと思って、ヤマハってとこに行ったんですけど、やっぱり何回かやってるんだけど、そこで友達ができるわけ、やっぱりみんなロックやって、私と同じように頼るところがないから来てるってやつがやっぱりいっぱいいて、そういうやつがいろいろ教え合うんですね、なんか、ギターの弾き方、例えば「Scarborough Fair」どうやって弾いてんの?ホントはこうやって弾いてんだぜ、みたいな

 

みんな最初音だけ拾っているから、オープンチューニングみたいな感じで弾けないわけですよ、それなんで間違った弾き方をみんなしてたりして、それをちゃんとこうやって弾くんだよっていうやつがいるんだね、これが。そういうのを教えてもらうような場ができて、それがなんとなくヤマハのスタッフの人たちに、出版社の人たちだとかね、そういう人たちに伝わって、あれ、みんなでこれやってるけど、みんながやっぱりギター弾こうっていうやつが、これみんな知りたがっているねと、じゃぁ、これ本にしようよっていうんで、ヤマハのなんか雑誌の特集で、ライトミュージックかなんかの特集で、じゃこれ企画で出すからって、やり始めたのね。みんながちょっとした、「Scarborough Fair」だとか、あるいは「ボクサー」の♪タラララララ、トリラララレラララとか、あれの弾き方とか、そういうのをちょうどタブ譜作ったんですよ、その会で、実は。こうやったらいいんじゃねぇみたいな、タブ譜の全集みたいなのはそこでできたんじゃないかとは思うんですけども

 

要するに、例えばその、そのころもうCSNY(Closby,Stills Nash & Young)やってたのかな、流行ってのたかな。だからCSNY、オープンチューニングでしょ、オープンチューニングの弾き方とか、あるいはビートルズ、なんだっけかな、ポール・マッカートニーのギターの、あっ「Blackbird」、どうやって弾くのみたいな、それ弾き方だとかね、それを最初は譜面でやってたんだけど、譜面だとこれ弾き方わからないぞって、どうやったらそのちゃんとしたオープンのところを交ぜてハイポジションで弾いて、音を交ぜていくかみたいなところをどうやって表現しようかっていうんで、みんなで頭突き合わせて、それ夜な夜なみんなでね集まってね、どっかの、渋谷かなんかのホテルに集まってね、こうしたらいいんじゃない、ああしたらいいんじゃないってね、4人か5人ぐらいでアイデア出し合ってやったような、そういう時期があったんですよ、んで、本にしたの

 

で、それを南こうせつだとか、そのへんの当時の同じ世代の人たちが見てたんだって、僕ら作る方だからだれが見てるかなんて全然わかんない、どこへ広がっているかなんかわかんないけど、その本を作ったおかげで、いろんな人のちょっとした有名なフレーズをタブ譜、五線紙、コード、そういうのをね、雑誌として作った感じがする。今ねその本取っておけばよかったねみたいな、どこにあるんだかわかんないですけど、それすごい覚えているんですよ。で、まぁ、そこのたむろしているヤマハのね、その話、もうちょっといろいろあるんですけど、きょうこのへんにして
(「Scarborough Fair」オンエア)に

 

僕も「スカボローフェア」を初めて聴いた時、あのイントロの音色に魅了された。ギターを始めてからはなおさらで、楽譜を買うまではどうやって弾いているかまったく想像もつかなかったのをよく覚えている。楽譜を買ってからはさんざん練習して、今も日ごろ弾いてなくてもすぐに思い出して弾ける。やっぱり10代のころに反復して覚えた曲は三つ子の魂百までよろしく、忘れることなく脳みそに沁み込んでいるのを実感する。

 

「スカボローフェア」は1966年なのでまだ二人とも大学1年。時系列が微妙に違うけど、日本で流行ったのは少し遅れたということか。しかし、YASSさんが夜な夜な渋谷あたりのホテルでギターのコピーに没頭しているとき、小田さんは何をしてたんだろう?まだ早稲田の大学院に行ってた頃っぽいけれど、小田さんは小田さんでもうピアノを習い始めていたのか、それとももうちょっと後なのか。いろいろ想像が膨らむ。

 

【8日の備忘録】

朝=ご飯1膳、塩サバ、リンゴ、昼=ピラフ。飲酒=生ビール小1杯、白ワイン3杯。体重=61.2キロ。