翻訳コーディネーター通信 / 続・続・荒野の七人 -18ページ目

翻訳コーディネーター通信 / 続・続・荒野の七人

テンナイン翻訳部のスタッフが、コーディネーターとしての日々の声をお届けします。

英語をはじめとする語学のこと・翻訳ビジネスのこと・日々の業務のこと

などなど自由に書き綴ります。


ロシア語通訳者でありエッセイスト・小説家としても有名な故米原麻里さんが読売文学賞を受賞した著書です。


1か月ほど前、ある翻訳者の方がこの書物を例に挙げて翻訳の難しさを表現されたことがきっかけで、この本を手に取りました。


主に通訳の現場で起こる珍事件や迷通訳などを取り上げながら、言語と言語をつなぐ通訳・翻訳の業界の真実の姿を、喜怒哀楽の感情豊かで心の通った日本語表現で描いた名著です。通訳・翻訳業界に関連のない方でも、ある意味エンターテイメント作品として十分に楽しめる内容です。


この作品を読み終わり本を閉じる瞬間、米原麻里さんという偉大な人間がもうこの世にはいないんだ、というどうしようもない悲しさと喪失感を覚えました。通訳は「歩く言語変換機」ではありません。言語の土壌となっているその国の文化を知り、その言語が交わされるシチュエーションを理解し、決してマニュアル化できない人間関係の機微を誰よりも感じとって、黒子ながらも影の先導者としてその空間を仕切っていきます。

エリツィン元大統領さえ「マリ、マリ!」と親愛のキスをせがんで駆け寄ったという人望も併せ持つ米原さんのような方が、もうこの世にいないということは、日本の宝(特に日露関係上)を失ったに等しいのではないか、と。


私も今翻訳者への道を目指していますが、英語ができる歩く言語変換機を越える価値のある翻訳者になれるよう、米原さんがこの本の中で残した数々のメッセージを時々思い出そうと思います。



機械翻訳にはできないことがある!!だから⇒ 英語翻訳

作家の村上春樹がイスラエルの文学賞の最高峰といわれるエルサレム賞を受賞し、そのスピーチの様子が広くメディアに取り上げられています。今更スピーチの内容には触れませんが英語で堂々と自分の考えを自分の言葉で述べる姿は「むっちゃかっこええ!」と単純に感動しました。


悲しいかな、どうされたのかしら?と心配してしまう政治家の顔のほうがより大きく世界中に配信されておりましたが。


話題を村上春樹に戻しますが、私自身は10代の頃に彼の作品、しかもノルウエーの森とダンスダンスダンスを読んだきりなのですが、あの独特の村上ワールドのニュアンスが色々な言語に翻訳されているとしたらそれは凄いことのような気がします。「僕」は激しく混乱していたり、「羊男」は複雑なステップを踏んでいるし、母親が「アメ」でその娘だから名前が「ユキ」という母娘はプールで仲良く泳いでいたり、とか10代の私にはわかるようなわからないような世界だったからです。それがヘブライ語に訳されイスラエルまで輸出されて賞までもらっているということはやはり彼の作品の本質には国境を越える凄い何かが横たわっているのでしょうか。オリジナルでさえ数十年読んでいないのに、なぜか海外版の中身が気になって仕方がありません。


ヘブライ語の翻訳者さんが凄いのでしょうか。


90%以上がリピート顧客からの翻訳依頼

英語翻訳 テンナインコミュニケーション

 わたしの場合、通勤のため電車に乗る時間は片道約1時間あります。そのため、特に帰りは時間を持て余していたので、最近新たに文庫本を数冊まとめて購入しました。そのうちの1冊が、日本でよく見かけるおかしな英語表現に対して、アメリカ人の著者がネイティブとしての目線でもの申す! 的な内容です。書店でちょっと手に取って「立ち読み程度」と思っていたのに、あまりにも次のページが気になるため、購入してしまいました。


 簡単なものを紹介すると、車によく貼ってあるステッカーで、私も頻繁に見かけますが、

BABY IS ON A CAR.あかちゃん
と書かれたもの。もともと、なんとなく変な感じはしていたのですが、ネイティブの人からすると、これは、「赤ちゃんが車の屋根の上にいます」というステッカーになってしまうとのこと。おい、おい、それは確かに危ないよ、という風に。BABY IN CAR.が本来意図したかった、「赤ちゃんが乗ってます」という内容になりますよ。と。まあ、ニュアンスで言えば、まさか、屋根の上に赤ちゃんがいます、なんて言いたい人はいないでしょうから、分かって貰えるでしょうが、おかしな表現のステッカーが当たり前のように売られていることについては、自分が買ってしまったらちょっと恥ずかしいですし、是非修正版を販売してほしいです(笑)


 言葉って面白いですよね。
そして、知らないって、ちょっと怖いですよね。


ネイティブによる安心の英語翻訳はこちら

英語翻訳に関するお問い合わせ

あるアメリカ人の知り合いに聞いた話。

とある米大手銀行のウェブサイトの申込フォームを見ていたら、


Name:

Address:

Occupation:


と通常見る項目のあとに次の文句がありました。


Do you want a joint?


??? おそらく、


Do you want to join?


と言いたかったのでしょう。でもこれ、ただかわいいで済ませられる

ような間違いではないようです。


jointとは俗語でcocaineのこと。大手銀行がネットに公開する文句

としては非常にまずいのです。


書き言葉はあとに残るので、特に社外文書への使用は注意が必要。翻訳にたずさわる私たちはいつも気にかけていることですが、ほんの小さなミスでも大きな誤解を招く原因となりえます。




言葉を扱うならプロにおまかせ
テンナインの英語翻訳

手帳やメモに手書きで何かを書こうとすると、漢字が書けなかったり、字が汚すぎて後で判読できなかったり…。

こんなこと、みなさんにもありますよね?PCや携帯で「打つ」ことが「書く」ことより圧倒的に多くなってしまい、「手書き」能力が著しく後退しています。


さらに私の身の上には「文字飛ばし」の弊害も起こっています。例えば「おはようございます」と書きたいときに、ペンを持って「お」と書き始めたとき、脳はすでに「は」を処理していて、「お」を書き終わる頃には脳から「よ」という指令が右手に飛んできます。そうすると「おようござい…」と書いてしまうのです!

英語の勉強をしていても、何度も何度も同じ単語の意味やスペルを調べてしまうのは、結局自分で「書いて体で覚える」ことをしていないからかもしれません。翻訳者にとってPCやインターネットは不可欠のツールですが、翻訳力キープのために美しい日本語や英語の文章を「手書き」で写し書く、という練習を毎日している方もいらっしゃるそうです。


便利なものに頼りすぎて、自分自身の能力を下げてしまわないこと、これからずっと意識していかなければいけませんね。

英語翻訳無料キャンペーン実施中!

昨日patchouliが書いているように、いつもいつも翻訳者さんの語彙力の高さには頭が下がります。

訳文はもちろん、頂くコメントにも、美しい日本語、難しい日本語がちりばめられています。


バリバリの日本語ネイティブなはずなのに(笑)たまに、その単語の意味がわからず辞書機能(通称 お友達)にお世話になることも多々とあるような状況。


日本語がネイティブではない翻訳者よりも、日本語力はないと思い知らされ・・・・

はぁぁ@@@@ 電話で話していても、しどろもどろでどっちが日本語ネイティブなんだか。


もしかしたら日本人ではないのかも?? いやいやそれはないな。日本語しかわからないし(笑)


美しい日本語。。。 翻訳者さんからひそかに学ぼうかな。

翻訳って何だろう?

その文字からわかる通り、「言葉を翻して言い換える」こと。翻すのだから見えている面もその裏面も見えるということ。ただ言葉を置き換えるのではなく、原語の持つ文化も見せながら訳語として読む人々の腹に落ちるように表現をするという、クリエイティビティが必要とされる職人技です。

翻訳者の方たちの訳を見ていると、その言葉の幅の広さ、奥の深さに驚き、感動します。

翻訳者の皆さんが大変な読書家であることが多いことを考えると、インプットした語彙をより幅広くアウトプットすることを常に頭に、心においておられる気がします。

例えが悪いかもしれませんが、「よい水を飲みよい汗をかく、よい汗をかき続けているうちに汗の道ができる」、こんなイメージです。

つまり、読むことによって得た理解語彙(passive vocabulary)を自分というフィルターを通して、表現語彙(active vocabulary)に変えていく作業を続けている、続けていくうちに体の中のパッシブからアクティブへのパイプが太くなり、熟練、いぶし銀の域へと達する、というイメージです。

そんな素晴らしい職人の皆さんとまっすぐ向き合えるよう、私も努力しなければ・・・・





一度試してみてください!


英語翻訳無料

ビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」の中で有名になったセリフです。
”誰にでも欠点はある”または”完璧な人間なんてないさ”と訳されていますが、
私が初めて幼心(?)に英語ってかっこいいなあ、と思った言葉です。
たった3単語でピシッと決まっているのに、ユーモアも感じさせるセリフでした。


「英語でしゃべらナイト」で三谷幸喜氏もワイルダー監督のこのセリフに言及されていましたね。


私が初めて英語を意識したのは、映画です。映画やドラマを見ていて、時々とっても気になるセリフに出会います。
忘れないようにメモをとったりしていますが、私のヒアリング力ですので、限界があります。


最近ではドラマ「グレイズ・アナトミー」の中でDr.ベイリーの言っていた「information is power」が印象に残っています。時代を感じさせるセリフでした。


これからも言葉には敏感でいたいと思っています。


日々の仕事のひとつとして翻訳された内容の事実関係を確認する作業があるのですが、これが大変でもあり楽しくもあります。

というのが、自分の好きな分野の内容や日常に関係する内容だったら調べていてもスムーズだったり、改めて感心したり。ところが、今まで全くと言っていいほど接点や興味のなかった内容になるとまず日本語、特に専門用語の意味を調べて、理解して、その分野全体も把握して、で、やっと内容に戻って、、、、と。そんな作業が続く中でちょっと知ってる単語や意味に出くわした時は、まるで初めて訪れる異国の地を一人旅している時に知り合いにばったり出逢ってちょっと嬉しい!みたいな気分に襲われ、急にその単語に親しみが湧いてしまうのです。

そこから、「そういえばあの時、あそこで出会ったアノ人は今どうしてるんやろ~?」と気がそれてしまうのですが。翻訳コーディネーターは一日中デスクにかじりついて仕事をしていることが多いので一見おとなしく仕事しているように傍目には見えてると思います。

でも、そんな見た目とは裏腹に頭ン中はこんな感じです。私だけかも知れませんが。。。。。



違いがわかるあなたに使っていただきたい!

英語翻訳

2日ほど前の朝の満員電車に、WASEDA ACADEMYと書かれたジャンパーを着た、中学生くらいの男の子と、恐らくその子のお母さんであろう女性が乗っていました。男の子は一生懸命に英語の問題集を読んでいたのですが、途中、カバンの中から何やらメッセージの書かれた色紙と、鉢巻をした数名の大人と撮った写真を出して眺めていました。それで、(あ、この子は今日これから受験なんだ。)とすぐにわかりました。受験シーズンですよね。特に私立ならこれからがピークかと。


その子の広げていた英語の問題集の内容が見えました。それほど難しくは無いのですが、慣用句・連語がたくさん書かれていました。そこに、懐かしの赤い透明なシート(これをあてると、その下の英語の文字が見えなくなるツール。)をあてて、覚えたことを最終確認している、といった感じでした。


さて、もちろん彼には『翻訳』という認識は全くないのでしょうが、実際の試験では、ある程度の長文の読解と、英作文の問題は出るはずです。今思えば、あんなころから、ある種、翻訳作業をする経験を得ていた、ということですよね。受験用の範囲とはいえ、必要な文法もかなり注意深く抑えていましたし。中学生の、あんなに一生懸命な姿を見てなんだか激励されるような気がしました。ファイト


ということで!!!
プロの英語翻訳ならテンナインにお任せ下さい!!!