聖天華水供

双身聖天は男天と女天が互いに抱き合っているお姿ですが、決して性的なものではありません。

パワーをぶつけ合って相撲をとっているかのような姿だと表現されているかたがおりましたが、まさにその通りでしょう。

男天の悪心を抑える為に十一面観音さんは女天に姿を変えたという言い伝えがあり、十一面観音供は大切に修法いたします。

聖天華水供には水に浮かべた花や五葉の樒をお供えし、聖天厨子から天尊像を出さずに、真言のみ呪する供養法のことで、これは聖天浴油供を修する前段階という意味もあります。

阿闍梨さんによっては十一面観音供を一千座、そして、聖天華水供を一千座したのちに聖天浴油供をしなくてはならないという口伝もあるそうです。

初心の行者は聖天浴油供をせずに聖天華水供ばかりをすることもありますし、また一日の間、夕刻にはこの華水供を修することが定められております。

天部の諸尊は午後は食事をしないからだそうです。

水野先生は「十一面観音供、聖天華水供と段階を踏まずにいきなり、聖天浴油供を修しても良い」との伝を授けて下さいました。

私もすぐに聖天浴油供を修法しようと考えましたが、すでに十一面観音供を何座も修していることから水野先生に相談し、第二段階として聖天華水供を二十一座修することを決め、聖天さんの開眼法要の翌日から聖天華水供を修し始めました。

聖天華水供を修することで次第の中にある真言や印などの細かい部分まで確認することが出来たのは、聖天浴油供を修する前の心構えや準備としても大切な期間でした。

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4.楽曲「天明寺」(３：４１)
5.楽曲「天明寺」Chorus(３：４１)
6.楽曲「天明寺」Instrumental(３：４１)

作詞：釋弘博
作曲：釋弘博 編曲：陈敬玮_Wee
唄師：Vajra Pātha バザラパータ
©️&℗2021音楽著作権：覚声文化（北京）有限責任公司

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歌手チェン氏　ご紹介

僧名　釋弘博《しゃくこうばく》師

 プロフィール
◎マレーシア出身
　マレーシアを中心に３００人の弟子をかかえる
　僧侶であり、作曲家、歌手、プロデューサー
◎マレーシア・シンガポールの映画、　コンサート、ラジオに出演
◎人を惹きつける最大のエンターテイメント音楽を方便に本物の仏教を若い人たちに届ける活動をしている
◎現在、高野山大学大学院に在学中
◎楽曲『般若心経』は東南アジアを中心に流行中
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