*晩秋から初冬へ! | 天恍のブログ

天恍のブログ

九星気学・算命学・タロット・イーチンタロット・アセンションカード・数秘術
未来を開く鑑定をいたします!

◎現在10月29日金曜日。後2日も過ぎれば自然の摂理で、11月。霜月

 に入ります。毎年のことながら<光陰矢の如し>の思いを新たにしま

 す。

 こんにちは!あなたの心を希望へと繫ぐ<運命の調律師・占

 術家の天恍>です。

   本日を入れて3日も経ると<年賀状>の売り出しが開始されま

 す。余談ですが天恍、来年用の手帳を購入しました。そして2022年のお気に入りのカレンダーも、こちらも早くも購入済み。

  そして本題の<年賀状>です。

  天恍、このところ考えてしまうことがあります。

  ガラ携からスマホへと移行しつつある現在、当然の如く家族、友人、遠い親戚にあたる叔母、叔父などともメールあるいはラインなどで繁茂に連絡をつけることが多くなりました。

 SNSの存在で、互いの距離感の密度が濃く、回数も多くなりました。

 かつてのように手紙、℡で<拝啓><お久しぶり>などと、挨拶をする距離感がほぼ皆無になっているのが現状です。

 こんなに<距離感>が近くなると、最早タイム・ラグのある<年賀状>に何の意味がるのか?と正直思うことがあります。

 かつて<お歳暮>などの<虚礼廃止>というキャンペーンがありましたが、どうなんでしょうか。

 天恍は<人間関係>の悩みで相談に来られる方に人間関係の<断捨離>をよくお薦めします。

 交際したくもない相手にいい顔をしてお付き合いしているよりは、人間関係の整理・断捨離をして心スッキリさせた方が今後の為と説きます。

 先の<年賀状>も60歳の<還暦>を機に辞めます、などの挨拶状を出している方もおられます。

◎<言葉使い>と同様に、年賀状などの風物詩も変化の時を迎えて

  いるのかもしれませんね。

☆<天恍>11月の鑑定予定!

◎<占法>=九星気学、算命学、タロット、スピリチュアル・タロット、

         手相、アセンション・カード、ルノルマン・カード、数秘術

         イーチンタロット、オラクル・カード各種。

◎毎週!<火曜日>=11月2日

     9日、16日、23日、30日。

「千葉そごう」本館9階。

◎場所=JR総武線&京成線「千葉」駅下車。徒歩1分。

◎℡案内=043-244-3657

◎毎週!<水曜日>=11月3日

         10日、17日、24日。

「アルカキット錦糸町」10階。

◎場所=JR総武線&半蔵門線「錦糸町」駅。北口下車。徒歩1分。

◎℡案内=03-5608-6701

☆毎週!<木曜日>=11月4日

         11日、18日、25日。

「スカイプラザ柏」地下1階。

◎場所=JR常磐線&アーバンパークライン「柏」駅。東口下車。徒歩1

      分。

◎℡案内=04-7164-7413

☆毎週!<土曜日>=10月31

  日、11月6日、13日、20日、27日

「東武百貨店船橋店」本館3階

◎場所=JR総武線&京成線「船橋駅」北口下車。徒歩1分。

◎℡案内=047-425-3670

◎いずれも<開運館E&E>のブースで、皆さまのご来館を<感染対

  策万全>にして、お待ちしております。尚、当日の℡ご予約も可能

  です。お気軽にご利用下さいませ。

あなたの心に虹を架ける鑑定師・<月恍>

          12月の鑑定予定!

<占法>=西洋タロット、手相、アセンション・カード、ルノルマン・カー

        ド、オラクル・カード各種。

☆毎週!<月曜日>=11月1日

      8日、15日、22日、29日。

「スカイプラザ柏」地下1階

◎場所=JR常磐線&京成線「柏」駅。東口下車。徒歩1分。

℡案内=04-7164-7413

◎毎週!<土曜日>=11月6日

         13日、20日、27日。

「アルカキット錦糸町」10階

◎場所=JR総武線&半蔵門線「錦糸町」駅。北口下車。徒歩1分。

◎℡案内=03-5608-6701

◎いずれも<開運館E&E>のブースで、完全対策万全にして皆さま

  のご来館をお待ちしております。尚、当日の℡予約も可能ですの

  で、お気軽にご利用下さいませ。

◎毎週!<木曜日>=11月4日

          11日、18日、25日。

<アクロスモール新鎌ヶ谷店>2階

「占い館フロンティア」

◎場所=新京成線&アーバンパークライン「新鎌ヶ谷」駅。下車正面。

◎℡案内&予約=03-3268-5521

◎いずれも<占い館フロンティア>のブースで、完全対策万全にして、

 皆さまのご来館をお待ちしております。

 

伝奇時代小説:第123回:著/天恍

「そして小次郎の想い」

<佐々木小次郎/京都波浪編>

 対面に人が存在しないかの如く、進み出てくる小次郎。

 三尺二寸の木刀は手に下げたまま、ずんずんと<間合い>などお構いなしに歩み寄って来る。それも平素の如く。

 鞍馬流門弟のうちでも古参に入る風間清右ヱ門。その<間合い>を無視した小次郎の行動に幻惑せざるを得ない。

 何か用事があるかの如く<素>のままに歩いて来る。

<こ奴、何を考えているのか。>

 その正面は隙があるようで、ないような不気味さだ。

 そうこうと戸惑っているうちに互いの距離は<間境>を超えた。

 意地とでも言おうか、苦し紛れとでも言おうか、清右ヱ門は一気に打ち込みをかけた。

 <カンッ>と乾いた音がして、清右ヱ門の木刀は右へ反らされていた。

 小次郎は目にも止まらぬ速さで歩きながら、片手打ちに下段から、清右ヱ門の木刀をハネ上げたのだ。それも片手打ちながら手が痺れるような打撃で。

 次がくる、思って清右ヱ門は左に回り込んだ。弾かれた木刀をすかさず右へ袈裟懸けに返す。が、これも小次郎の木刀の先で、同じようにハネ上げられる。 

 焦って清右ヱ門は今度は左へと回り込む。小次郎が迫る。

 清右ヱ門が打ち込む。小次郎が弾く。

 清右ヱ門が苦し紛れの<突き>を繰り出す。これも見た目には軽く跳ね返したように見えるが、清右ヱ門の手元に響く打撃は強烈なものがあった。

 道場主・聖莞爾堂斎の眼から見れば、小次郎は鼠を弄んでいる猫のように見える。間合いを一気に詰めて勝負を決められる余裕があるのに、そうしない。

 小次郎はこの古参と思える風間清右ヱ門から、鞍馬流の技を相手の打ち込みを観ながら試し読みしていた。

<鞍馬流>とは如何なるものや。いかほどの<手筋・技>があるのか。

 清右ヱ門を追い詰めながら、勝負には出ず、清右ヱ門の繰り出す技を小次郎の超絶した才能が弄んでいた。

 小次郎の絶大の自信は、いついかなるところから打ち返され、切り替えされても、それを打ち返す力を身に備えている、という体幹に基づいたものがあった。

 脂汗どころか全身にびっしょりと汗をかいた清右ヱ門は、追い詰めて深追いをしない小次郎に不気味さを覚えた。

繰り出す技が全て、小次郎の木刀の剣先とも言うべき箇所で、適当にあしらわれている思いがしていた。

 これは何たることや。儂としたことが、この若者に手も、よう出ん。一体、どないなっとるんや。

 思った瞬間。小次郎の踏み込む右足がどぉ~んと重く床を高らかに揺らす響きを周囲に上げた。

 来たッ。清右ヱ門には稲光の早さに見える小次郎の木刀が、頭上に落ち込んできて<無念やな>と覚悟した。無我夢中で上段に掲げた木刀が二つにめり込む程に折られ、清右ヱ門の頭上寸前で、小次郎の三尺二寸の木刀の先が止まっていた。

 清右ヱ門の頭が割られてもおかしくない、小次郎の打ち込みであった。

 清右ヱ門はま二つに折られた木刀を右左左右の両手に持ち、頭上に掲げたまま、その技の凄まじさにただ茫然としていた。

「そこまでッ」

 聖莞爾堂斎の声が飛んだ。

 小次郎殿、お見事じゃ。お主。我が鞍馬流を見切ったようじゃな。

「いえ、お粗末な私の田舎剣法をお見せしたまで。まだまだの未熟者

でございます」

 が、小次郎は鞍馬流も古来からの伝統から逸脱しな型に嵌った行儀のいい剣術だと、内心で読んでいた。

「謙遜じゃな。その若さで、その腕前。もはや我が弟子たちを相手にしても、始まるまい。」

「父上っ。」と、脇で息、甚太郎が顔を真っ赤ににしていきり立っていたが、

「のう、小次郎殿。奥で儂の茶など一服差し上げたいが、いかがかな。吉岡の若の近況もお聞きしたいことでもあるし、のう。」

「ぜひにも。よろこんで」

 さすが道場主・聖莞爾堂斎。

 鞍馬流のこれ以上の乱れを見せず、また小次郎が客人扱いされている吉岡清十郎の名をだして、無駄な勝負をさける心得。

 なるほど剣技の奥義は剣の技だけでなく、こういう<心構え>にもあるのだと、小次郎は即座に悟った。

                                      (つづく)

◎子どもの頃から、初めて<通訳>を生業とする英語を覚えた日本人

 は<どいう経緯>でそうなったんだろう?と思っていました。

  遅まきながら吉村昭さんの小説「アメリカ彦蔵」を読んで、その疑問

  が解けました。

    江戸時代に日本人初の通訳としてアメリカ人として帰化した日

  本人。ただの市庶民の漁業を生活の糧とする<船乗り>が<遭難

  >して、通りかかった米国船に救助されてから、かれの運命がわっ

  ていく艱難辛苦の物語。

   成る程キッカケはそういうことかと思いつつも、最後までハラハラ

  ドキドキと夢中で読みました。

   なんたって<鎖国時代>の日本幕府。

   その相手となる<米国>という敵国のような国と国民に助けられ

  たのですから、親切にも英語を覚えた彦蔵を日本に送り届けると申

  し出られても、同様の経験をした船乗りたちは<戻ったら極刑>の

  目に遭うのでは、と恐れるなど、これも当人の気持ちとしてなる程

  と思わされました。

   いろいろと目から鱗なことが満載の物語でした。

 言わずもがなの秋が深まると同時に日本酒の美味しい季節となりました。11月になればさらに湯豆腐、鍋物と<熱もの>がいっそう美味しく感じられる季節ですね。

 では、では、また次回にお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

   

 のですから