*こんにちは運命の調律師・占術家の天恍です。
本日は2月22日月曜日。外は快晴。
春のような陽気。
*世間では2月22日の語呂合わせ<ニャン、ニャン、ニャン>の日と騒
いでいるようです。
猫はいいですよね。自由気まま。飼い主にも媚びず、フラり、フラり
と<方位、方角>などと関係なく、己の本能のままに動いている。
羨ましい!
*天恍の元へご相談に見えるクライアントの方々にままあるのは、
「趣味が無い。これからどうやって生きていこう?」
要は何ものめりこめる事が無くて退屈ということなんですが、
この言葉を聞くと、一瞬、唖然、茫然としてしまうときがあります。
*自慢をするわけではありませんが、天恍、読書に映画に音楽に、
スポーツに、と多々やりたいことが山ほどあって、お金に不自由しな
ければ、趣味の世界に没頭したい、と思っています。
孫悟空ではありませんが<頭の毛を3本抜いて>息を吹きかけ、自
分が3人、分身として欲しいと馬鹿な妄想をするくらい。
*読書する自分。
映画&音楽鑑賞をする自分。
バドミントン、テニス、ジョギングなどをする自分。
スキル・アップの為に勉強をする自分と、数え上げていけばきりがあ
りません。
*中でも<読書><映画>に関しては次の2パターンがあるので、こ
れだけでも<時間が足りない>有様です。
<読書>
①新刊書籍を目につくと買う。読む。
②旧作、積読になっている書籍、気に入った作家・作品の読み直し。
新作を買って読むのはいいのですが、その読みが追い付かな
い。自然<積読>が多くなる。
その上で過去に読了した作品を、また読み直したくなる。いや、読
み直しも、同時に始めたりする。
*映画も同じです。
映画館に行く。
ビデオで新作を観る。
コレクションの中で気に入った作品を観なおす。
これをやっていると、本当にきりがない。
◎劇場版「ダウントン・アビー」2020年1月(令和2年)公開。
この劇場版にもいたく感激。TV放映された6シーズンは全作観ました
が、改めてその全巻入りのBOXを購入しょうかな、と妄想中。
◎「ナイアガラ」1953年(昭和28年)
*最近はこのモンローの初期の作品「ナイアガラ」を再々見して、モン
ローの作品を順序立てて、<卒論>を書くように観ようかと、実行に
移す予定。
◎「王子と踊り子」1957年(昭和32年)
*あれもやりたい、これもやりたい。
読みたい、観たい、聴きたい。
いろいろと現世での欲望と煩悩が尽きない天恍なのです。
*かつてわたしの辞書に<努力>と言う字は無い、と言った女性がい
ましたが、
*天恍の辞書に<無趣味>と言う字は、存在しない。あり得ない、の
です。(笑)
◎<天恍>3月の鑑定予定!
◎<占法>=九星気学、算命学、タロット、手相、サイキック・タロット、
アセンション・カード、ルノルマン・カード、数秘術、オラク
ル・カード各種。
◎<火曜日>=2月23日、3月2
日、9日、16日、23日、30日。
「千葉そごう」本館9階。
◎場所=JR&京成線「千葉」駅。中央口下車。徒歩1分。
◎℡案内=043-244-3657
◎<水曜日>=2月24日、3月3
日、10日、17日、24日、31日。
「アルカキット錦糸町」10階。
◎場所=JR総武線&半蔵門線「錦糸町」北口下車。徒歩1分。
◎℡案内=03-5608-6701
◎<木曜日>=2月25日、3月4
日、11日、18日、25日
「スカイプラザ柏」地下1階。
◎場所=JR常磐線&アーバンパークライン「柏」駅。東口下車。
徒歩1分。
◎℡案内=04-7164-7413
◎<土曜日>=2月27日、3月6
日、13日、20日、27日。
「東武百貨店船橋店」本館地下1階
◎場所=JR総武線&アーバンパークライン「船橋」駅。北口下車。
徒歩1分。
◎℡案内=047-425-3670
☆いずれも<開運館E&E>のブースで、皆さまのご来店をお待ちし
ております。尚、℡ご予約いただけますと、お時間の無駄なく鑑定
をお受けできます。
☆あなたの心に寄り添う鑑定師
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カード、オラクル・カード各種。
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15日、22日、29日。
「スカイプラザ柏」地下1階。
☆場所=JR常磐線&アーバンパークライン「柏」駅。東口下車。徒歩1
分。
☆℡案内=04-7164-7413
☆<土曜日>=2月27日、3月6
日、13日、20日、28日。
「アルカキット錦糸町」10階。
☆場所=JR総武線&半蔵門線「錦糸町」駅。北口下車。徒歩1分。
☆℡案内=03-5608-6701
☆いずれも<開運館E&E>のブースで、皆さまのご来店をお待ちし
ております。尚、℡ご予約いただけますと、お時間の無駄なく鑑定を
お受けできます。
☆<木曜日>=2月25日、3月4
日、11日、18日、25日。
「アクロスモール新鎌ヶ谷店2階/
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◎場所=新京成&アーバンパークライン「新鎌ヶ谷」駅。下車。正面。
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<伝奇時代小説>第116回/著:
天恍
「そして小次郎の想い」
<佐々木小次郎:少年編>
その朝。
勢源の息でもあり当代でもある富田重正は、朝餉を摂っていた。
粥である。
「あなた、どこかお加減でも・・・」
妻の由紀乃が問う。
「うむ。体ではない。ちと気が重いだけじゃ」
「ご祖父様(富田勢源)が小次郎を連れて、道場に試合稽古に見えるとか」
由紀乃が遠慮がちに言う。
「うむ」
重正は生返事である。
「小次郎は今までご祖父様の稽古に、ようもまあ耐えてこられましたものと。私は感心しておりまする。いつも生傷だらけで、稽古の後には使用人の仕事や雑用をこなし、朝も早くから何やら夜ふけまで、また稽古、稽古の日々。
私は小次郎の身体が保つのかと、はた目にも心配で、心配で、実は胸を痛めておりました」
由紀乃は重正の沈思を傍目に、己の想いを無邪気に口にしていた。
「七歳の頃から、十七の今日まで、よく我慢しましたこと。私は<華の道>を小次郎の日々の合間に戯れと慰めにと、教えて参りましたが、華の道でも小次郎の上達ぶりは目を見張るものがありました。
今日の稽古では小次郎がどんな上達ぶりを見せるのか、楽しみでもありましょう? お前様」
楽しみと言えば、楽しみ。
だが、親父殿(勢源)が、
「いったい小次郎にどんな教えをして、何を仕込んだのか」
重正の気鬱は、その一点にかかっていた。
当代の自分が現存する弟子たちに教えている富田流の流儀には、もちろん自身がある。
富田流正統として、間違った教えをしているつもりはない。
が、己ではなく自分の弟子たちが稽古試合をするというのに、なぜ、このように胸騒ぎがするのか。
武芸達人の域に達した者の説明のしようがない勘が、今朝の重正を落ち着かなくさせていた。
あの親父殿の話しぶり、不気味な微笑がどうにも気にかかっている。
* * *
鄙びてはいるが、よく磨き込まれた道場に重正は目録、皆伝の者はもちろん、入門五年以上の素質のある者を居並ばせていた。
その日、勢源は白髪を背中に垂らし、濃い茶の羽織と農家の老爺のような裾絞りの袴で現れた。
大先生。そして富田流の開祖である詫びた勢源の姿に、皆、ひれ伏した。
その後ろに、これも蓬髪を背に束ねた小次郎が粗末な稽古着で附いてきていた。
左手に長物と想われる袋を下げている。
その姿。背丈は大きい。おそらく六尺以上か。まず、それに、皆、驚いた様子だ。が、色白で着痩せして見える小次郎の、その女性(にょしょう)のような面(おもて)を観て、いささか安堵した感もある。
それに手にした袋の中身は竹刀か木刀であろうが、長さで利を得る気か、と失笑が居並ぶ門弟の間に揺蕩ってもいた。
門弟には武士の子弟、豪農の次男、三男、百姓の者もいるが、今日の席には、筋が有能とみられる武士の子弟を揃えたいた。
勢源は上段の重正の隣に、飄々として座る。
小次郎は末席に坐した。
「重正、始めよ。試合は木刀でいたせ」
勢源の渋く枯れてはいるが、よく透る声が、道場に緊張をもたらした。
「矢吹。前に出でよ」
重正が入門五年になる、矢吹新太郎を指した。
矢吹新太郎は見るからに気負いこんでいた。
一尺七寸の小太刀の木刀を手に、素早く中央に出、仁王立ちした。
小次郎は坐したまま袋から滑らかに三尺一寸の長物となる木刀を手にすると、緩やかにではあるが滑る様に中央に出た。
その木刀の長さに、皆、改めて目を見張り、またその長さゆえに再度失笑する者もいた。
小山のような筋肉質の矢吹新太郎は顔を赤くして、眦が裂けんばかりに小次郎を睨んでいた。
小次郎は舞でも舞う演者のように中央に、ひっそりと立った。まるで鶴が舞い降りたような趣でもある。
「始めッ」
重正が上段から鋭くも短い声を発した。
(つづく)
◎コロナの影響で<閉店>する店も多い昨今。
天恍も愛した銀座にある甘味屋「鹿の子」さんが、閉店したことを最近になって知 りました。
残念というか、ショックですねえ~。
銀座に出かけた折、ロードショー館を観ての帰り、よく立ち寄って
<餡蜜>をいただきました。帰り際に<鹿の子>さんの名物<鹿の子>を買って帰ったものです。
銀座店は閉店したものの、通販はまだ続けられるとか。
それにしても馴染みのお店が無くなるというのは寂しい。
書店ではお茶の水にあった「書泉」さんも閉店。
こんな世相でオリンピックか?と、半分諦めの心境で成り行きを観ている昨日今日です。
あまり良いニュースの無い日々ですがあ、それでも自然は巡って、春が来ようとしています。
出会い、別れ、卒業。
それぞれに<希望>のあるドラマにしていきたい、そうありたい、と願っております。
では、では、また次回に。