麺を求めてベトナムへ④ 酷暑のフエで憧れのブンボーフエ | 昼はだいたいいつも麺

昼はだいたいいつも麺

烏山点子の雑記帳

さてさて、本日は古都・フエの散策。
とりあえず王宮へ。
フエは1802年~1945年まで続いたグエン王朝の都だったそう。
 
ホテルから歩いて10分ぐらいだと家人が言うので歩いたところ、まーったく着きません。
対岸に見えてはいるんだけど、川を渡る橋までが遠くてねえ。
朝から猛暑だというのに、10分なんかじゃぜんぜん着かない。
ガイドブックを引っ張り出して再確認したところ、車で10分でしたガーン
 
やれやれ。45分ぐらいかけて、ようやく到着したときには、すでにバテバテです。
 

 

あちこちで修復工事が行われていたけど、立派な建物がたくさん。
 

 
近づくと、ほほう。
陶器の破片を張り付けた立体的な細工がしてあって綺麗だねー。
 

 
にしても、暑すぎる。そして広すぎる。
酷暑の中を歩き回っていたら、熱中症っぽくなってきた。
カフェで休憩したものの、歩いて昼食を食べに行く体力・気力がまったくわいてこない。
今度こそスマホ配車サービスGrabで車を呼んで、いったんホテルに戻って休憩することにしました。
 
昼食もホテル。頼んだのは鶏肉の麺。
よくある鶏だしフォーと比べて濃厚で美味しかった。
あと、鶏の肉質がしっかりしてる。地鶏的な何かかな?
 

 
家人が注文したカニ入り汁麺(バイン・カイン・クア)も美味しかった。
写真がなくて残念。
 
午後は車をチャーターして郊外の帝陵に行くつもりだったんだけど、暑すぎて無理ということになり、プールでのんびり。
泳ぐのは何十年かぶりだったけど、よちよちながら泳げてよかった!
水着を買って正解でしたニコ
 
 

 
夕方になり、気温もやや下がってきたので気を取り直して新市街にあるフエの名物麺、ブンボーフエ(牛肉麺)が有名なお店、Kim Dong 1ヘ。
 
地元民がたむろしている通りをてくてく歩くこと15分ほどで到着。
店頭に牛肉の塊がぶら下がってるぞ。
 
 
注文したのはもちろんブン・ボー・フエ。
日本のベトナム料理店で大好きなメニューを本場で食べてみたかったんだよねえ。
 
1杯200円以下なのに、肉が盛りだくさん。
汁はピリ辛。
 
そうかー、これが本場のブンボーフエかー。
思ったより雑な印象だけど、庶民の店の味ってこういうものなんだろうね。
 
スタッフのお兄さんが、こっちの意図を察してあれこれジェスチャーで教えてくれてありがたかった。
ごちそうさまでした!
 
 
その後はダラダラと街散歩。
交差点はこんなかんじ。
 

 
夕暮れのフーン川には、ボートや川べりでくつろぐカップルの姿が多数。
平和ー。
 

 
ベトナム戦争終結からまだおよそ50年。
フエも戦場になったそうで、王宮の城壁には弾痕が残ってた。
当時を知る人、もっといえば戦闘に参加したり、被害に遭ったりした人も、まだ結構いるはずだよね。
過去と現在はつながってる。
そんなことを思いながら、我々もしばらくぼーっとしていたけど、この時間になってもやっぱり暑い。とにかく暑い。
 
ホテルまでよろよろと徒歩でたどりつき、ラウンジでワインを飲んでこの日は終了。
 
この時期のベトナム、特にフエの暑さを完全に舐めてた!