麺を求めてベトナムへ③ 「世界の車窓から」ごっこは、なかなか過酷 | 昼はだいたいいつも麺

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烏山点子の雑記帳

3日目はホイアンからフエまでの移動日です。

直線距離で100キロぐらいかな。

 

とりあえずホイアンのホテルから、ダナン駅まで車を確保しないとね。

この国においては、スマホ配車サービス(grab)がタクシーより安全(ぼったくられない)で安いという評判なので、使ってみよう、そうしよう。

 

アプリの登録はできたものの、いざ使うとなるとちょっと不安だよね。

ホテルのフロントの人に手伝ってと頼んだところ、ホテルの送迎車の利用を勧められてしまった。

うーんと思いながら値段を聞いたら、なーんだ、grabとたいして変わらないじゃん。

我々もはや若くない。多少のお金で余計なストレスを回避できるなら、そっちを選ぼう、そうしよう。

 

ってことで楽々ダナン駅まで移動。

パッと見は大きいけど、中に入ってみると、小さいねー。

 

中部最大の都市の中央駅なのに。

構内に売店と待合室はあるけど、食事ができるところはありません。

 
 

 

しかも、電車は1時間以上の遅れ……。余裕を見て発車時刻の1時間前に到着したのになあ。

駅に手荷物預かり所やコインロッカーもないので、しかたなく駅近のローカルなファミレス的な店へ。

 

 

豚肉が載った焼き飯みたいなセットメニューを注文しました。

味は可もなく不可もなく。でも、油っぽいあせる

それはそうと、海苔のスープが出てきてびっくり。

ベトナム人も海苔を食べるんだねー。

しっかり磯臭かったです。

 

そんなこんなで、ようやく電車が到着し、いそいそとホームへ。

 

 
しかし、ここからがきつかった。
車両がボロイのは想定の範囲内。
しかし、停車中だからか、冷房が効いておらずサウナ状態メラメラ
ほぼ満席でごった返しているうえ、予約しておいた席に誰か座ってる。
シートや床にごみが放置されてるし……えーん
 
あちこちでわちゃわちゃ人が座ったり立ったり。
みんな汗だく。もはやカオスです。
要するに、このカオスを主要駅で繰り返しているから、遅れるんだな。
 

 
走り出してからも、近隣の席の地元民風おじいちゃんたちが陽気に騒いでおり、カオスは続く……。
 
市街地を抜け、おじいちゃんたちが大人しくなってくると、列車は峠を上り始めました。
やれやれ、ようやく電車の旅らしくなってきた。
かつてこの峠は、国境だったとか。
 
 
なるほど、険しいねー。
のろのろ運転になるのは仕方ないや。
険しい山の中なのに、トンネルの近くに、職員が待機している場所があるのには驚いた。
社会主義国だから? 関係ないか。
 
ちなみに乗車したのはベトナム統一鉄道。南北およそ1700キロの路線の一部です。
「世界の車窓っぽくていいんじゃないか?」と軽い気持ちで乗ったところ、結構過酷だったなー。
海沿いの路線なので絶景スポットもいくつかあったけれど、窓があまりきれいじゃなくてなあ……。
もっとよい席をとれば、状況は違うのかな?
 
およそ2時間半後、フエのホテルに着いたら、もうくたくたです。
シャワーを浴びて、お茶を飲んだら、出かける気力もなくてねえ。
ホテルも快適だし、部屋の窓からこんな夕焼けが見られるわけで。
 
 
結局、この日はホテルで夕食にしました。
フエの名物点心セットをつまみながら、ビールとグラスワインを何杯か。
 

 
今日はひたすら疲れた!
そして麺を一度も食べなかったガーン
 

<宿泊ホテル>

シルクパスグランドフエ

 

 

部屋も食事も大満足です。