【都心】神田明神 | 転勤族☆たれ旅ぶろぐ2 from 千葉(転勤8回目!)

転勤族☆たれ旅ぶろぐ2 from 千葉(転勤8回目!)

おでかけ&旅行大好き、夫の会社のお金で長期旅行中(別名:転勤)の転妻ブログ

<10/01/23>

 「平将門」の記事で勉強したところで、神田明神に行ってきました!

 JR御茶ノ水駅からスタート。
イメージ 1

 橋を渡ると、下に見えるのは…
イメージ 2

 中央線と、「♪貴方は もう忘れたかしら~」で有名な神田川。
イメージ 3

 橋を渡って交差点を右へ。左側に見えてくるのが、神田明神。http://www.kandamyoujin.or.jp/
 都心の神社なので、周りはビルやマンションだらけ。あまり参道っぽくないのが残念。
イメージ 4

 色彩鮮やかな、隋神門。さっそく境内へ。
イメージ 5

 こじんまりとした境内ですが、この左手に…
イメージ 6

 日本一の…
 の前に、大祓の茅の輪が。大祓というのは6月と12月の晦日に行われる厄除行事。
 神田明神では2月4日までやっているようです。
イメージ 7

 正面より左にくぐり、右・左と8の字にくぐると、ご利益があるとか。早速くぐってみました♪

 くぐった先には、日本一の大きさの大黒様。
イメージ 8

 さて、この神田明神。平将門を祀っているから「明神」なのかと思っていたら、正式名称は神田神社。
 そして一之宮(主祭神)は、大己貴命(おおなむちのみこと)=大国主命=大黒様。
 730年、この地に入植した出雲系の氏族が、氏神を祀ったのがはじまり。当時は大手町にありました。

 935年に、平将門の首が京から持ち去られて(飛んできて?)、神社の近くの首塚に葬られました。しかし、疫病が流行。将門の祟りであるとして供養され、神社に祀られるようになりました。

 平将門神に祈願すると勝負に勝つといわれています。
 江戸時代には、江戸城の鬼門除け、江戸総鎮守として崇拝されました。
 個人的には、武蔵国ではなくて、常世の国=常陸・下総に戻りたかったのじゃないかと思います。
 だから、暴れて知らせたのかもしれませんね。

 ところで、二之宮には、少彦名命(すくなひこなのみこと)=高木神(天照大神の孫の外祖父)=恵比寿様が祀られています。大黒様と共に日本の国造りをした神様。
イメージ 9

イメージ 10

 明治7年、明治天皇が行幸する際に、朝廷に対して逆らった平将門が祀られているのはあるまじきこととされて、将門は祭神から外され、境内摂社に遷されました。

 その代わりに、茨城の大洗磯前神社から勧請されたのが恵比寿様。
 どこかで聞いた事がある神社だなぁ…と思っていたら、大洗に行った時にお参りしていました。
 http://blogs.yahoo.co.jp/tarere3/42055480.html
イメージ 11

 なお、将門は昭和59年に本社祭神に復帰しています。

 将門は常世の国を目指して立派な国を造ろうとしたけれど、荒々しさ故に周囲と激突しました。一方、大国主も「神宮の神様」の記事で書いた通り、荒ぶる国つ神として、天照大神の怒りを買いました。だから「地方自治は難しいねぇ」なんて、仲良く言い合っているのかもしれませんね。
イメージ 12

 ところで「神田明神を崇敬する者は成田山新勝寺を参拝してはいけない」と言われているそうです。
 僧寛朝を、京都・神護寺の空海作の不動明王と共に成田山新勝寺へ使わせ、平将門の乱を鎮圧するための護摩の儀式を行わせたのだとか。だから、成田山新勝寺を参拝することは平将門を苦しめる事になるそう。
 ……西国巡礼を始めてから、弘法大師ファン=真言宗ファン=成田山ファンなのですが(+_+)
 でも、不動明王より観音菩薩ファンなので、きっと大丈夫(笑)
イメージ 13

 お参りを済ませてから、ナラさんの狛犬の記事に影響されて、狛犬チェック!

 一般的には、右にある阿形の像が、角のない「獅子」のはずが…角がある?
イメージ 14

 左にある吽形の像が、角のある「狛犬」のはずが…角がない?
イメージ 15

 チェックポイントを見たけれど、雄雌わからず。
 「たまには左右配置替えして!口を開きたい!」と、狛犬が右に来て阿形になったのかなぁ。

 それとも、右の阿形の像のさらに右側に獅子山があったので…
 「たまには角を生やしたい!みんなにいいとこ見せたい!」と、獅子に角を生やしてしまったのかなぁ。
イメージ 16

 さて、御社殿の周りには色々な碑や神社がありました。

 まずは、銭形平次の碑。「銭形平次捕物控」の主人公・銭形平次が当神田明神下の長屋に住居を構えていたという設定だそうで、テレビ局や出版社が合同で作ったようです。
イメージ 17

 隋神門の裏に、こんなものもありましたよ☆
イメージ 18

 江戸神社には、神田祭で使うお神輿が。
イメージ 20

 そして、魚河岸水神社。
 神田・日本橋は青菓市場・魚市場の発祥地だったので、市場の守護神として江戸神社・水神社が祀られています。
イメージ 21

 その他、金比羅さんや稲荷神社などもあるので、ここにお参りすれば、願いは何でも叶うこと間違いなし♪ 
イメージ 19

 参拝の後は、参道入り口の「天野屋」で一休み。
イメージ 22

 地下に、明治時代に作られた糀室があり、今もここで甘酒の糀を作っています。
イメージ 23

 テイクアウトなら350円。甘く温かい優しい味の甘酒が、冷えた体を温めてくれます。
イメージ 24

 続いて、この近辺を散策します。 湯島聖堂編に続く。