cswsてんかんの娘の成長記録です。

自閉症スペクトラム&IQ78(境界知能)&緘黙

のため支援級(小学4年生)在籍中。

2023.1月 IQ75 療育手帳B2取得


今日は昨日の続きになります。

またある教職員に言われたことです。




    

はじめからうまく何でもこなせる人間なんていない。成功に失敗は付き物なんだ。

できないであろうと初めから諦めてやらせないのは何もできない子になってしまう。精神的にも強くならない。もっと挑戦した方が良い。小さいうちは失敗も経験させるべき。


だそうです。

これは私の子育ての仕方に対して言われていますね。




『失敗は成功のもと』という言葉があります。


これは

失敗を認識して

その原因となるものを改善すれば

成功に近づく。


と言うことわざです。


一般的には

失敗しても大丈夫

まずは挑戦してみよう


と思われたときに使われるのではないだろうか。


私の考えでは

健常者(児)であれば

そんな挑戦のさせ方も時にはありだと思っています。


失敗しても

自身で『失敗』に気付き

次はどう工夫してみようか

どうしたら良かったのかと

改善に向けて振り返ることができるからです。




では障がい者(児)は?


まず、自分が失敗したことに気付けますか

ということ。


そして気付いたところで

何をどうしたら良かったのかを

考えられるのだろうかということ。


『失敗は成功のもと』は

大人主導でやらされているようでは

難しいと思います。


健常者は自分で反省して改善しようと努めることができるので、失敗してもまたチャレンジしてみようと思えるかもしれません。


しかし、障害者は

失敗に気付いた所で

または周囲の人よりも

出来ていない自分に気付くことができても


解決策を考えられない

どうしたら良いかわからないので


ただ自己肯定感が下がるだけだと考えます。


特に障害者は健常者と比べると

ストレス負荷は掛かりやすいです。


失敗したり

周囲よりできない自分に気付いた時、


皆が皆、また這い上がって頑張ろうと思える人間ばかりではありません。


這い上がるまでに半年、1年、もしくはそれ以上の時間を要することも実際に見て知っています。


その期間、

その物事についてはずっと足踏み状態が続きます。


時間は有限です。


足踏みさせている時間が勿体ない。


そうなるのであれば

本人の能力でできることを

スモールステップで挑戦させ

必ず『成功』『できた』と積み重なるような、自己肯定感を育む支援をする方が有効だと考えます。


自己肯定感は成長にとても大事なものです。

何度も『失敗』を経験させ、『どうせ自分はできない』と思わせやる気をなくさせるより、


今までもできた!

できるかもしれない!


そう思えるように促す方が、よほど意欲的に挑戦できる人間を育てられると思っています。


特に障害者は

『負の感情』を強く認識し記憶します。


フラッシュバックを起こし

癇癪に繋がります。

無理な挑戦は

二次障害を併発させる可能性もあります。


障害児育児に大切なのは


『失敗は成功のもと』ではなくて


『急がば回れ』

『遠道は近道』

だと思って私は娘を育て、障害者に接しています。


何度も言うけれど、

教職員がどのような発達障害の研修を受けているかを私は知りませんが、


『二次障害』の弊害と予防、

二次障害で苦しむとどうなるのか

本人の能力に見合った課題(環境)を与える重要性


そんなことを知ってもらいたいものです。

(※理解のある教員がいることも理解しています。)


ある程度『できる(成功の)見通し』がないものに挑戦させようとするのは邪道だと感じる。


障害者には挑戦させるな!とも言っていません。


本人の能力に合ったスモールステップで

成功(ある事を習得すること)に向けて

障害者(児)が自信を持てるように支援しつつ

たくさんの努力や挑戦を毎日しています。


甘やかしているわけでも

怠けているわけでもないことを


理解されたら良いなと思います。


最後まで読んで下さり、

ありがとうございましたおねがい


↑↓戴き物ですが、美味しかったですピンクハート

偏食のある娘もプリン食べていました指差し