cswsてんかんの娘の成長記録です。
自閉症スペクトラム&IQ78(境界知能)&緘黙
のため支援級(小学4年生)在籍中。
2023.1月 IQ75 療育手帳B2取得
ある教職員と話をしました。
友人の子どもはIQが40。
もう成人していて、今はグループホームで平日を過ごしているんだとか。
そのお子さんは言葉での意思疎通は難しい。
でも、排泄や食事は自分でできる。
と聞かされました。
で、ここからの発言が訳わからない。
『私はIQ40の子がトイレの自立を出来ているのを知っている。だからIQ40前後なら排泄自立ができないのはおかしい。排泄自立ができないのは、知的障害があるから無理だとやってもいないのに親が諦めて教えなかったからだ。親の怠慢だ。』
と言うのであった。
いやいや、IQ40の人が100人いたら
100通りの『障害の程度』があります。
同じIQでも付随される特性、過敏もしくは鈍麻、こだわりそういったものが複合的に絡み合って一人の人間があります。
たった1例を知っているだけで
それが全てだと思わないで欲しい。
障害児のトイレの失敗を
都合の良い言い訳をして、見て見ぬふりをする
できていないことをできていると認識して何もしないのは論外ですが、
何年も何年も時間をかけて
トイレトレーニングしている保護者もいる。
どれだけ頑張っても
積み重ならない障害者がいるのも事実です。
結果だけを見て
親を批判しないでほしい。
毎日必死に子どもと向き合っている人をたくさん知っているのでこの話を聞いてとても不快でした。
その他
『〇〇(娘)ちゃん位なら一般級で頑張っている子もたくさんいるよ。』
とも言われました。
同じような子でもまったくの『同じ』ではないし、その人が成功したからといって同じように成功するとは限りません。生まれ持った気質や性格も様々ですから。
たまたまの成功例だけでなく、
そうならなかった前例にも目を向けたほうが良い。
成功例の方が目に付くけれど、そうならなかった前例がたくさんあることを知ったほうが良いです。
『障害』を持つ人間を成長させ自立に導くことはそう簡単なものではない。
この方は
『教職員は発達障害の研修を受けているから!』
『私も発達障害を知っている!』
と主張します。
発達障害を知っているなら100人いたら100通りの『障害具合』があることがわかるはず。
しっかりと発達障害について理解のある先生方もたくさんいらっしゃるだろうと思います。
だけど、この話を聞いて
教職員の受けている発達障害についての研修とは一体どんなものだろうか。
と疑問に思ってしまいました。
どんな内容を聞いて上記のような思考になるのか、とても興味があります。
最後まで読んで下さり、
ありがとうございました
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