「何で僕がダイエットを?」
真奈美のバイト先の事務所に激痩せモニターの依頼があったらしく、
話を聞いた真奈美から三郎に白羽の矢が当てられたのだった。
「痩せたら自分に自信がもてるよ。
自信ついたら恋愛にもうまくいくって」
真奈美の話はもっともだったが、
三郎は1ヶ月で10キロも痩せる自信がなかった。
弱音を吐くと、真奈美に背中を叩かれた。
「あたしが手伝ってやるよ!」
三郎は、真奈美の話を厚意と受け止め、やってみようと考えていた。
「分かった。ここでの食べ放題を最後に、やってみるよ」
「良かったー。
あたしも紹介した手前、やってもらわないと困るからさ…」
真奈美は嬉しそうに、サラミピザを頬張っていた。
三郎が条件を出すまでは。
(つづく)