小説【青春メタボリック】第2話 | 相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

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ベッキーがテレビに出てるとチャンネルを変えてしまう男が、好きな音楽や小説を語ったり書いたりらじばんだりしています。音楽は洋楽ロックメインだったが最近はハロプロ大好きです。特にANGERME。

「なーに物色してんの」


三郎が振り返ると、
目当ての友人がにやにやしながら立っていた。


木内真奈美は三郎の幼なじみ。

中学、高校は別々だったが、同じ大学に通うことになった。


気の知れた真奈美には、恋愛話や進路の話など、
プライベートの多くを話している。


三郎にとっては、唯一の女友達であると同時に、
数少ない気のおけない親友だった。



「ちょうどいい真奈美、これからシェーキーズ食べ放題いかない?」


「あんたね…あたしの都合はどうでもいいのか?」


「勉強しにきてないでしょ?聞いてよ、僕の話を」


「ふん、分かったよ。ちょうどあたしもあんたに用があったし」



真奈美は、三郎よりはるかに食事量が多いのに、
すらりとした体系をキープしている。


モデルのバイトもやっているらしいが、
三郎にはまったく理解できなかった。



モテるようだが、特定の彼氏を作らないのが、
三郎は幼なじみとして心配していた。



男勝りの性格が影響しているのかもしれないと、
三郎はひそかに決めつけていたが、
遊び相手として真奈美がフリーなのはありがたく感じてもいた。



シェーキーズにつくと、
三郎と真奈美は思い思いのピザとパスタを取り分けていった。



しばらくは2人とも無言で料理を平らげていたが、
第1クールを終えるて水を飲んでひと息ついた。



三郎が話をまとめようとしたとき、
真奈美はそれをふさぐように口火をきった。「あんたさ、これを最後にダイエットしな」



三郎は青天の霹靂に何もいえずに、真奈美を見つめ返した。


「1ヶ月以内に、10キロだよ。
出来ないなんて言わせないよ」





(つづく)