今回は、春夏シーズンと言えば毎年好評のしっかり目の詰まった「アイリッシュリネン」を使って作製したスーツの紹介です。
4月後半から25度以上の夏日を超える日もあり、昨日は“立夏”でこれから本格的な夏シーズンへと早めに進みそうな中、“ゴールデンウィーク”前に夏物へと早めの衣替えをして、暑がりで異常な汗かきの私は、早くもノーネクタイでの通勤の始まりと共に「シャークスキン」のスリーピースはお休みさせて、「アイリッシュリネン」のスーツ以外は、ジャケット&スラックスの“セパレート・スタイル”へと移行させました。
このスーツをお借りした方は、今年の2月にも秋冬シーズン3着目の「グレーフランネルのスリーピース」を協力していただいていて、今シーズンは他社も含め沢山持っていると思われる「アイリッシュリネン」を、“セパレート・スタイル”にも活用できる絶妙な配色の「グリーン」色に魅かれ加えていただくことになりました。
この素材は、春夏シーズンになると何回も書いていますが、「アイリッシュリネン」と言えば本場アイルランドの“SPENCE BRYSON”社の一番グレードの高い素材で、ヘビーウエイト370gの重さがあり、しっかりと目が詰まっている為、リネン素材特有の皺のなり方も独特で、使い込むほど麻本来の味を引き出してくれる、近年のカジュアル傾向が勢いを増して進んでいる中で、“天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな“正統派スタイルの着こなし”には欠かせない貴重な夏の定番素材ではないでしょうか。
モデルは、この方が以前より愛用させている「RESZ」(ローマンイングリッシュ)を使い、シングル3ツ釦段返り、3パッチポケットのサイドベンツにして、スラックスはスタンダードに2プリーツで、サイドアジャスター脇・尾錠でサスペンダー釦を付けて、ジャケットの釦ホールは拘りの「ハンドメイド仕様」にしています。
今回のコーディネイトは、白いオックスフォードのボタンダウンシャツに、涼しげにシアサッカーのネクタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエード・ダブルモンクで決まりですね。
毎年好評のこの目の詰まった「アイリッシュリネン」は、弊店“TENJINYAMA”の親会社(生地商)の特選コレクションとして、シャンブレーの新色も含め20色で展開していて、私自身も以前作ったキャメル色のスーツを4月半ばから着始め、着る度になんとも言えない着用感で気分を高められているところで、まだ作られていない方やもう1着という方は、“お値打ち価格”でお作り致しますので、是非加えられてはと思っています。
<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>
6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
<店舗のご案内>
店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号:03-6228-7321
FAX:03-5479-8077
メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp
HP:http://www.tenjinyama.jp/
定休日:日曜日・月曜日・祝日
営業時間:10:00~18:00
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
5月9日(日)、10日(月)、16日(日)、17日(月)、23日(日)24日(月)、30日(日)、31日(月)、6月6日(日)、7日(月)、13日(日)、14日(月)、20日(日)、21日(月)、27日(日)、28日(月)はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着