今回は、“天神山オリジナル”で作製したスエードの「ダブルモンク」の紹介です。
先週の最高気温が１５度を超える４月並みの春の爽やかな陽気から、日曜日と月曜日は２０度を超え５月並みの初夏のちょっと汗ばむ陽気となり、昨日からは平年の冬の気温に戻りマフラーと手袋が手放せず、寒暖差の激しい“三寒四温”が続いている中、異常な汗かきなのに寒がりな私の服装は厚手の「フランネル」と「ツイード」に頼りつつも、来週からは３月に突入するので、「オーバーコート」はお休みさせて、「ウーステッド」素材をメインに春らしい装いへと移行しようと思っているところです。
この靴をお借りした方は、２００７年の９月にスリーピース・スーツを作られてから長いお付き合いをさせていただいていて、肩幅と胸幅が狭い為に既製品では無理と言うことで、“天神山流”のエレガントでクラシックなビジネススタイルを気に入っていただき、その後「キャメルヘア」と「カセンティーノ」の「ポロコート」、ネクタイやポケットチーフなど小物に至るまでトータルで揃えていただきながら、なぜか作っていなかった“天神山オリジナル”の靴を、以前よりお伝えしている工場の諸事情での“最終価格”がきっかけとなり、お初で試していただくことになりました。
甲革は、イギリスの“ＣＨＲＬＥＳ Ｆ ＳＴＥＡＤ”社のスーパーバック（毛足の短い）の、何にでも合わせやすいダークブラウンを使用して、２０１５年の４月に３１回目の紹介（https://ameblo.jp/tenjinyama-tokyo/entry-12486451671.html）で新モデルとして加えた「ダブルモンク」で、キャップの部分は飾り穴を入れて、ソールは全天候に対応したビブラム社の「リッジウェイ」で、履き心地満点の“ハンドソーンウエルテッド製法”の「九分仕立て仕様」で作製しています。
「ダブルモンク」は、何年か前より世間ではあまりにもメジャーだったため、へそ曲がりな私はシングルベルトの「モンクストラップ」（https://ameblo.jp/tenjinyama-tokyo/entry-12486451610.html）をスエードで３足作って、最近意識して増やしているジャケット＆スラックスの“セパレート・スタイル”の時に頻繁に活用していて、紐を結ぶ手間を省け、春夏シーズンよりの「タッセル」や「ローファー」と違ってオールシーズン履けて、履き込み口が狭いのとベルトで調整できるため、レースアップ（紐靴）と同様で安定した履き心地になるなど、良いことだらけのモデルです。
前回５４回目の時にも書いていますが、工場の諸事情により継続が難しくなってきているとお伝えしてから１年半が過ぎ、当初は革の処分に伴って“処分価格”にてご提供させていただきながら、すぐに革は無くなり追加で仕入れ今度は“最終価格”でと、皆様のご協力で工場も安定してきていますので、更なるご協力でこのまま少しでも長く続けられるようにと思っているところです。
＜洋服のお直し＆リフォームサービスのお知らせ＞
６月より弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の３Ｆに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
＜店舗のご案内＞
店舗住所：〒１４０－０００４ 東京都品川区南品川 ５－８－２１
電話番号：０３－６２２８－７３２１
ＦＡＸ：０３－５４７９－８０７７
メールアドレス：tenjinyama@kogaya.co.jp
ＨＰ：http://www.tenjinyama.jp/
定休日：日曜日・月曜日・祝日
営業時間：１０：００～１８：００
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
2月２８日（日）、３月１日（月）、７日（日）、８日（月）、１４日（日）、１５日（月）、２０日（土、祝）、２１日（日）、２２日（月）、２８日（日）、２９日（月）はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩３分、ＪＲ大井町より徒歩１０分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、２０ｍで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
ＪＲ大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に２０ｍほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着