今回は、なぜか2週連続になってしまった“天神山オリジナル”で作製した、新モデルのスエード「モンクストラップ」の紹介です。
今週のスタートからこの冬一番の冷え込みで、9日の朝は都心でも氷点下になるなど凍てつくような厳しい寒さの中で、北風が吹かなくてもこんなに寒いものなのかと実感させられながら、目方のあるオーバーコートを羽織り、カシミアマフラーをしっかり巻いて、カシミアライニングのペッカリーの手袋をしっかりはめて、だいぶ体力、気力が落ちてきている中年の身体を気遣いつつ、身も心も温まる防寒スタイルを満喫しているところです。
この靴は、私自身がいろいろ悩んだ末に大台10足目に選んだもので、合わせやすい濃茶のスエードがだいぶ揃ってきていた為、中茶のスエードで作ろうと昨年より決めていて、モデルはUチップのオックスフォードにしようと思っていたところ、春夏シーズン用に作った「サマーツイードのジャケット」(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54873240.html)が出来上がってきて、更には新モデル「ダブルモンク」などのサンプルを見ているうちに、気分が変り今まで作ったことのない「キャップトウのモンクストラップ」モデルで作製してみました。
甲革は、前回紹介の2足と同じイギリス“チャールズ F ステッド”社のスーパーバック(毛足の短い)を使用し、ジャケット&パンツのセパレートスタイルを意識して「OLD SNAFF」(中茶)の色を選びました。
モデルは、「モンクストラップ」(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/51670747.html)は4年前に一度お客様の要望で“Church‘s”社のモデルを真似して作って紹介していて、同じものを作っても面白くないので、キャップトウにして、更に「ストームウエルト」を付けて、それに伴ってソールの厚さを1mm増して、コバ&ソールは木地仕上げでコバステッチはお決まりの白にして、必然的に“九分仕立て仕様”となりました。
同じような色のスエードで“BONORA”社のモンクストラップと、“SILVANO LATTANZI”社のセミブローグが、これを機に履かなくなりそうで、考えてみたら既に“天神山オリジナル”シューズでローテーションを組んでいて、雨用の靴としてソールをゴムの半張りに変えた“信濃屋オリジナル”のスエードも、履く度に足の指が痛くなり気になっているので、次は一番最初に作ったスエード・フルブローグの靴を、水が入らないゴム底に替えようかと企んでいるところです。
次回は、弊店“TENJINYAMA”がメインで取り扱っている洋服の紹介に戻し、春夏シーズンを本格的にスタートさせていきたいと思っています。
弊店“TENJINYAMA”のHPが更新できない為、2013年3月に移転した銀座2丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
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