今回は、大人の冠婚葬祭には欠かせないアイテム「ディレクターズ・スーツ」の紹介です。
東京では先週65年ぶりの4日連続の15度超えを記録し、今の時期が一番寒いはずなのに暖冬傾向が続いていて、私の服装も厚手の「ポロコート」から軽い「ローデンコート」へと、更にはコートを羽織らない日も増えてきて、2月としては異例と言える陽気の中、春夏シーズン用の新着生地も届き始めましたので、一気に春夏シーズンへと気持ちを切り替えていきたいと思っているところです。
このディレクターズ・スーツをお借りした方は、このブログでは頻繁に協力していただいていて、“天神山流”のこだわりコレクションを気に入っていただき、5年前よりハイペースで揃えられていて、そろそろ作るものが無くなってきている中で、田舎の祖母が高齢と言うこともあって、黒の礼服と共に「ディレクターズ・スーツ」を加えていただくことになりました。
この素材は、近年のイタリアでは一番安定していると思われる“CANONICO”社の、軽すぎず重過ぎない300gの「ドスキン」で、朱子織りならではの程よい光沢は、オールシーズンで使える礼装用に適した優れものの素材ではないでしょうか。
ウエストコートとコールトラウザースも、“CANONICO”社のオールシーズン用の素材です。
モデルは、この方のお気に入りの「SMJ」ではなく、ゴージラインを下げた「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、ピークドラペルのシングル2ツ釦、当然のようにスラッシュポケットのノーべントにして、ウエストコートは襟なしの4ポケットで、トラウザースは2プリーツ、サイド尾錠付き、裾はモーニングカットで、ブレイシーズボタンを付けています。
今回のコーディネイトは、白いピケ織りのレギュラーカラー・シャツに、ちょっと粋に千鳥格子のネクタイを締めて、麻のポケットチーフを3ピークスで飾り、靴は尊敬する“白井さん”から頂戴した黒のキャップトウで決まりですね。
ドレス用のシルクストールを襟元に入れて、カシミアの「チェスターフィールド・コート」を羽織り、鹿革の手袋をはめて、ホンブルグ・ハットを被れば、クラシックでエレガントな昼間の凖正装ドレススタイルの完成です。
1年前にも書いていますが、昼間に「タキシード」を着用したり、結婚式に黒のダブルブレストに白いネクタイ、靴はモカシン等々、相変わらず勘違いをしている冠婚葬祭の服装が目につきますが、着方の決まりがあるのは礼装だけですから、キチンとしてもらいたいと常々思っています。
<新店舗のご案内>
※一昨年9月に12年間過ごした銀座より品川へ移転しましたのでご案内させていただきます。
新店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号&FAX:03-6228-7321 *今までと同じで変更ありません
定休日:日曜、祝日 *今までと同じで変更ありません
営業時間:10:00~18:30
※相変わらず私1人ですので、ご来店日時をご連絡いただけると助かります。
2月23日(日)、24日(月、祭)、3月1日(日)、8日(日)、15日(日)、20日(金、祭)、22日(日)、29日(日)をお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
弊店“TENJINYAMA”のHPが一昨年11月半ばに新しくなりましたのでお知らせいたします。
アドレスは今までと同じです。(http://www.tenjinyama.jp/)
今後は、大阪店と共によろしくお願いいたします。