今週に入って東京でも遅ればせながらの初雪＆初氷が観測され、昨日の朝は氷点下を記録して凍えるような寒さの“寒の内”に突入し、やっと「オーバーコート」とマフラー＆手袋の身も心も温まる防寒スタイルの季節到来で、そろそろゴージャスに見える「アルパカ混のポロコート」を気合を入れて着て帰ろうかと思っているところです。
このブレザーをお借りした方は、このブログではお馴染みでこの方ならではの拘りコレクションを沢山ご協力していただいていて、今シーズンは特注のペーズリー柄の裏地とダブル前のウエストコートが加わったことで、オーダー点数も更に増やしつつ、希少性の高い現物限りの「カシミア＆シルク」素材に出会い、このブレザーで今シーズンは４着目を協力していただくことなりました。
この素材は、高級天然素材にこだわった生地作りをしながら、世界のトップブランドや有名メゾンにその素材を提供し続けているイタリア屈指の生地メーカー“ＡＧＮＯＮＡ”社の、シルク５５％＆カシミア４５％混紡のしっとりとした柔らかさに艶のある素材感と、綾目がハッキリとした独特な織り方は、ブレザーに最適なちょっと贅沢な素材です。
モデルは、この方の体型とイメージに合っている「ＬＢＳ」（ルチアーノバルベラ）を使い、特注メタル釦を付けたシングル３ツ釦段返り、スラントチェンジポケット付きのサイドベンツにして、ブレザーらしく７ｍｍステッチを施しています。
今回のコーディネイトは、白抜きストライプのワイドカラーシャツに、私の大好きな２色のストライプのネクタイを合わせ、ペーズリーのポケットチーフをパフで飾り、私が試作で作ったサイド尾錠付きのサージ素材のスラックスを合わせ、靴は前回同様で春を意識して軽快に“天神山オリジナル”で作成したタッセル・スリップオンで決まりですね。
今年第一弾の新着は、高級英国服地を中心に革新的コレクションを生産し続けている世界を代表する生地マーチャント“ＤＯＲＭＥＵＩＬ”社の、目の詰まった４５０ｇのツイード調「ＳＰＯＲＴＥＸ」、春先に活躍する３９０ｇのモヘア混「ＴＯＮＩＫ」、日本の蒸し暑い夏に適している２５０ｇのモヘア混「ＳＵＰＥＲ ＢＲＩＯ」の復刻版コレクションが到着して、今回紹介のブレザーの方も「スポーテックス」でスリーピース・スーツを作成中で、なかなかお目にかかれないコレクションですのでお早めにご覧ねなられてはと思っています。
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