先週末に東京で“木枯らし１号”が吹き、週初めは１２度まで気温が下がり今シーズン一番の冷え込みを記録して、昨日の日中はまた２６度まで上昇し気温差が激しい中で、今年は今までと違い早くからスタートした秋が冬へと季節が進んでいるのを肌身に感じながら、やっと私自身の服装も紡毛系の素材へと移行でき、今週末からは更に冷え込みそうなので、来週１１月突入と共に衣替え第２回目を行い、私の大好きな厚手の「フランネル」素材もそろそろ活用し始めようかと思っているところです。
このスリーピース・スーツをお借りした方は、今年の５月にこのブログを見て「アイリッシュリネンのスリーピース」を作られてから、次に「ソラーロのスリーピース」と弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”が最も得意とするこだわりの素材を加えられながら、冬シーズンはやっぱり「グレーフランネル」と言うことで、これも“天神山流”でしつこく提案し続けているエレガントでクラシックな“正統派スタイル”の着こなしには欠かせない、ダブルブレストのスリーピース・スーツで作製していただきました。
この素材は、弊社“天神山”と昔から相性の良い、高品質の生地を維持し続けているイタリアの生地メーカー“ＣＡＲＬＯ ＢＡＲＢＥＲＥ”社の得意分野と言える昔ながらの目付けのある「紡毛フランネル」で、“バルベラ”ならではのしっとりとした質感はなんとも言えず、今シーズンもこのフランネルは２回目の紹介となりましたが、“天神山流”で提案し続けている冬シーズンの着こなしには欠かせない、何度でも紹介したくなる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、ナチュラルショルダーでアームと衿幅がやや広い「ＣＲＣＳ」（カラチェニ）を使い、大きめで湾曲した衿が特徴のダブルブレスト６ツ釦２ツ掛け、チェンジポケット付きのサイドベンツにして、クラシックに襟付きのウエストコートを加え、トラウザースはブレイシーズ釦を付けて１プリーツにしています。
今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、“ＤＲＡＫＥＳ”社のグレンチェックのウールタイを締めて、ウール＆シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴はしつこく３回連続で登場させている“天神山オリジナル”のコードバン・フルブローグで決まりですね。
４年前より冬シーズンになると、しつこく登場させているこの肉厚の「グレーフランネル」は、私自身も昨シーズン「ハリスツイードのジャケット」に合わせてスラックスを作製していて、今シーズンも相変わらず好評ですので、近年では種類が極端に少なくなってきている「紡毛フランネル」を是非試していただきたいと思っています。
弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”のＨＰが更新できない為、２０１３年３月に移転した銀座２丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
〒１０４－００６１ 東京都中央区銀座２－４－１ 銀楽ビルディング４Ｆ
（銀座並木通り２丁目の角のビルで１Ｆの“Ｊ．ＦＥＲＲＹ ＭＥＮ”が目印です）
ＴＥＬ ０３－６２２８－７３２２
定休日 日曜日、祝日
営業時間 １０：３０ ～ １９：００
１１月１日（日）、３日（火、祭）、８日（日）１５日（日）、２２日（日）、２３日（月、祭）、２９日（日）をお休みさせていただきます。