先週の初めに梅雨入りしてから雨は少なく感じつつも局地的な豪雨が各地で多発し、湿度が高くジメジメ＆ムシムシの不快な陽気が続いていて、上着を羽織っての通勤をなんとか継続させながら、店内ではちょっと効きすぎるぐらいの冷房に頼りつつ、気持ちと装いだけでも快適を心掛けるようにしています。
このスリーピースをお借りした方は、今シーズンも「フレスコ」と「麻ヘリンボーン」に続き３着目をお借りすることになり、この方ならではのこだわりコレクションを毎シーズン沢山ご協力いただいていて、この春夏シーズンは前回の麻ヘリンボーンで終わりにする予定でしたが、シルクサッカーなどに合わせる真夏用のモヘア混のスラックスを作ったのがきっかけで、スポットで到着した軽量で特上の素材に出会い、生地の都合上で２パンツのスリーピース・スーツを作ることになり、更には秋冬の“デットストック生地”のスーパー１５０‘ｓのシャークスキンもお付き合いいただき、予定していた「アルパカ混」のポロコートの作製がまた遠ざかることになりました。
この素材は、英国が誇る老舗ブランド“Ｊｏｈｎ Ｃｏｏｐｅｒ”社の，サマーキッドモヘア６０％と希少性の高いエスコリアルウール４０％混紡で、“キッドモヘア”のハリと艶に加え、幻のウールと言われる“エスコリアル”の絶妙なブレンドは、盛夏用に最も適している贅沢な超高級素材ではないでしょうか。
モデルは、この方の体型とイメージに合っている「ＬＢＳ」（ルチアーノバルベラ）を使い、シングル３ツ釦段返り、この方のスタイルになっているスラントチェンジポケット付きのサイドベンツにして、盛夏用でもクラシックに衿付きのウエストコートを加え、トラウザースはインバーテッドの２プリーツにしてブレイシーズ釦を付けています。
今回のコーディネイトは、白いピケのレギュラーカラーシャツに、夏を意識してサックスのピンドットのネクタイを締めて、パイピングのポケットチーフをすりーピークスで飾り、靴は「古き良き時代のアメリカ靴」の“ＪＯＨＮＳＴＯＮ＆ＭＵＲＰＨＹ”社のフルブローグで決まりですね。
先週お伝えした“デットストック”のお値打ち生地に加え、今週も“Ｅｒｍｅｎｅｇｉｌｄｏ Ｚｅｇｎａ”社のカシミア混紡の高級素材のジャケット生地が続々と到着していますので、そろそろ本格的に秋冬シーズンへと移行していきたいと思っているところです。
弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”のＨＰが更新できない為、２０１３年３月に移転した銀座２丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
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（銀座並木通り２丁目の角のビルで１Ｆの“Ｊ．ＦＥＲＲＹ ＭＥＮ”が目印です）
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営業時間 １０：３０ ～ １９：００
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