５月も半ばを過ぎても気温が高めのままで平年並みに戻らず、通勤時のスタイルもノーネクタイは勿論上着を羽織らずシャツ姿が目立ちはじめ、早くも夏本番に突入したかのようで、私の服装は先週紹介したノーネクタイ通勤に対応した“セパレートスタイル”が中心で、店に着いてからはキチンとネクタイを締めて気持ちを引き締め、店内では出来る限り上着着用のままで盛夏まで乗り切れればと思っているところです。
このジャケットをお借りした方は、弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”のオープン当初の２００４年からの長いお付き合いをさせていただいていて、当初はこの方のこだわりでネイビー系ストライプのスーツばかりを、全てこだわりの総片返し仕様にてハイペースで作られ、その後仕事の都合で６年間のブランクを経て、２年前からは意識的にジャケットを増やされるようになり、今回もこだわりの総片返しの“アンコン仕様”で作製していただきました。
この素材は、高級生地にこだわり続けるイタリアの生地メーカー“ＬｏｒｏＰｉａｎａ”社の、Ｗｏｏｌ４３％＆Ｓｉｌｋ３２％＆Ｌｉｎｅｎ２５％混紡の「三者混」で、上品で絶妙な配色のヘリンボーン柄と比較的軽めの２４０ｇの重さは、春から盛夏シーズンへとコーディネイトを楽しませてくれる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、この方のイメージと体型に一番合っている「ＲＥＳＺ」（ローマンイングリッシュ）を使い、黒蝶貝ボタンを付けたシングル３ツ釦段返り、スポーティーに３パッチポケットのサイドベンツにして、こだわりの総片返し“アンコンストラクション仕様”にしています。
今回のコーディネイトは、オックスフォードのボタンダウンシャツに、夏の日差しに映える鮮やかな配色のチェックタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをパフで飾り、コットンピケのパンツを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作成したスエード・ローファーで決まりですね。
店頭の現物生地コレクションでは、好評の「ヴィンテージ素材」の“お値打ち価格”のスーツ生地や、１点物のジャケット生地など続々と到着し、２０１５年春夏シーズンも最終クールへと進んでいますので、盛夏が始まる前に足りないものを加えてみてはいかがですか。
弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”のＨＰが更新できない為、２０１３年３月に移転した銀座２丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
〒１０４－００６１ 東京都中央区銀座２－４－１ 銀楽ビルディング４Ｆ
（銀座並木通り２丁目の角のビルで１Ｆの“Ｊ．ＦＥＲＲＹ ＭＥＮ”が目印です）
ＴＥＬ ０３－６２２８－７３２２
定休日 日曜日、祝日
営業時間 １０：３０ ～ １９：００
５月２４日（日）、３１日（日）、６月７日（日）、１４日（日）、２１日（日）、２８日（日）をお休みさせていただきます。