ツイードのスリーピース | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、ガッチリとした「チェビオットツイード」で作製したスリーピース・スーツの紹介です。

先週半ば過ぎから一気に季節が進み最低気温が10度を下回る日が続き、私の服装も今週から400gを超える重ための「フランネル」「ツイード」素材に移行させ、ジャケットの時はニットベストが必須で、そろそろオーバーコートの準備をしなければと思いつつ、年内はマフラーと手袋で寒さを凌ぎながら自転車通勤を続けるつもりなので、悪天候用にまずは「ローデンコート」からスタートさせるつもりです。

このスリーピースをお借りした方は、2009年の7月にダークスーツを作られてからのお付き合いで、その後はジャケットを中心に増やしながら「キャメルヘアのポロコート」をはじめオーバーコートを理想の3着揃えられ、今シーズンは早い時期にスポットで入荷した“SCHNEIDERS”社の「ダッフルコート」と、フランネルのスラックスでおしまいにしようと思っていたところ、10月始めに紹介した「おすすめのお値打ち生地」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54696753.html)の「ハリスツイード」のチェック柄が気になり見に来られ、まったく別の「チェビオットツイード」に出会い思わずスリーピース・スーツで作ることになりました。

この素材は、世界で最も古いといわれている英国高級服地マーチャント“HOLLAND&SHERRY”社の新着ブックの「チェビオットツイード」で、スコティッシュ・カントリーの自然色とウインドウペインの柄は、“天神山流”で提案し続けている冬の“トラディショナル・スタイル”には欠かせない素材ではないでしょうか。

モデルは、この方の体型に合っている「LBS」(ルチアーノバルベラ)を使い、シングル3つ釦段返り、スラントチェンジポケットのサイドベンツにして、当然ウエストコートを加え、トラウザースは1プリーツでサイドアジャスター付きのベルトレスにしています。

今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、今シーズン気になっているペーズリー柄のウールタイを締めて、“DRAKE‘S”社のウール&シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は「古き良き時代のアメリカ靴“FLORSHEIM”社製のアンティークなUチップ・コンビネーションでクラシックなカントリースタイルの出来上がりです。

私も昨年作った「チェビオットツイード」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54144262.html)のスリーピース・スーツを先週から着始め、前にも書いていますが、ガッチリとした着用感は良い意味で気持ちが引きしまる思いにさせてくれて、何年も着込んで身体に馴染ませたくなる、これぞツイードと言える素材で、これから始まる厳しい寒さの真冬シーズンには身も心も温まる“カントリースタイル”の気分を満喫していきたいと思っています。





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