今回は、ザックリとした「ハリスツイード」で作製したジャケットの紹介です。
先週木曜日に東京もぐっと寒くなり気温が6.9度まで下がり、連休は快晴で日中の気温は上昇したものの、明けてからは冷たい雨が2日続き季節はいよいよ冬本番へと進んでいて、私自身少し風邪気味の中で、通勤電車の中でもカシミアのマフラーをしっかり巻いて、お値打ち価格で買ったばかりの手袋をはめてと、早くも防寒スタイルの始まりです。
このジャケットは、紹介が遅くなりましたが私自身が今シーズン選んだ1着で、「グレーフランネル」や「チョークストライプ」のスリーピースもだいぶ揃ってきたので、昨年は「チェビオットツイード」と「マットウース」を加え、今シーズンは何にしようかと思案した結果、真冬用のツイードジャケットにしようと思い、柄物は一通り揃えたので、コーディネイトを楽しめる無地で作ることにしました。
この素材は、スコットランド北西岸の地で伝統を守り時代の流れに左右されず、同じことをやり続けて独特の風合いを維持していることもあって、世界の人々に愛され続けているツイードと言えばの“Harris Tweed”で、意外と少く感じるダークブルーの色は、“紺ブレ”に匹敵するぐらい合わせ易く、色々なコーディネイトを楽しめる真冬用の1着ではないでしょうか。
モデルは、夏に引き続き私の体型に一番合っている、ナチュラルショルダーで衿幅とアームホールがやや広い「CRCS」(カラチェニ)を使い、ラフなシーンでの活用を意識して冬でも「アンコン」(肩パット裏地無し)仕様にして、ホーン釦を付けたシングル3ツ釦段返り、3パッチポケットのサイドベンツにして、総片返しの8mmステッチを施しスポーティーさを強調してみました。
今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、“DRAKE‘S”社の鮮やかなチェックのシルクネップタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、“天神山オリジナル”で作製したカシミア&シルクのVネックセーターをインナーに着て、スラックスは私自身初挑戦の“C.BARBERA”社のフランネルで、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエードUチップでいかがですか。
来週末に出席予定をしている“信濃屋クリスマスパーティー”に着て行こうと思っているところですが、こんなラフなスタイルでは“白井さん”に失礼かと思いつつ、昨年もツイードのスリーピースだったしと自分なりに思いをめぐらせているところです。
先ほども書きましたが、寒さに耐え切れず思わず2双買ってしまったお値打ち価格の“DENTS”風手袋は、羊革でウールライニングが付き、指マチの部分に異なるカラーの配色がアクセントになっていて、正統派の「ペッカリー」に加えて気兼ねなく使えるおすすめ品で、その他、“Joshua Eっぃs”社のカシミアマフラーもお値打ち価格で入荷していますので、これから始まる防寒スタイルには欠かせない名脇役たちを加えてみてはいかがですか。
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