サージのスリーピース | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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「2013年春夏商品」第1回目の紹介です。

今回は、春向きの素材の代表格といえる中肉の「サージ」を使って、シングルピークドラペル・モデルで作製したスリーピース・スーツの紹介です。

予想に反して都心及び私の住んでいる横浜で7年ぶりの10兪宛紊寮兩磴蚤膵咾譴“成人の日”が過ぎ、低温状態が続いている為に当分の間は日陰の雪が解けそうもない状態で、横浜の山奥から通勤の私は足元を心配しながらゴム底の靴が手放せず、冷え込みも一段と増しつつ厚手のオーバーコートとカシミアマフラー&手袋の重装備をしていても厳しい寒さが身に凍みて、冬の始まりの早かった今年はまだまだこの状態が長~く続きそうで、風邪をひかないようにと気持ちを引き締めつつ乗り切っていければと思っています。

このスリーピース・スーツは、店オープン当初より9年間で作製した春夏用を考慮しながら今シーズン私が選んだ1着で、昨年も書いていますが、近年の四季が崩れ春と秋の中間の陽気がなくなりつつある、まだ寒さが身に凍みる3月~4月の春先用にと加えたもので、以前作製した「シャークスキン」2着と共に同時期に活躍させようと思いつつ次は「サージ」素材をと考えていた中で、昨シーズン紹介しているスーパー140‘sの「ウーステッド」に続く「葛利毛織」社のオーナーのおすすめ素材の1つで、昨年作られたお客様の出来上がりを見て惚れこむほどの魅力を感じつつ気持ちが傾いていた素材で、タイミングよく姪の結婚式も重なったので早々と2月始めに着用の本番を迎えようとしています。

この素材は、古くから毛織物の産地として有名な尾張一宮の小さなメーカー「葛利毛織」社のオーナーの自信作第2弾、スーパー120‘sの「サージ」で、手織りの風合いを保つ為の「低速織機」を使ったワンランク上を思わせる感触は、ヌメリ、張り、コシ、膨らみ及び弾力性に優れ、柔らかさを保たせながら強度を増す為に裏を平織りにしているところなどは、さすがと言える「メイド イン ジャパン」ならではの素材ではないでしょうか。

モデルは、最近お気に入りでよく使っている「RCSZ」(ローマンクラシック)を使い、クラシックスタイルを強調したシングルピークドラペルの3ツ釦段返り、ダークカラーに合わせスタンダードにフラップポケットのサイドベンツにして、ウエストコートを加え、トラウザースはサスペンダー釦付きの2プリーツにして、トラウザースも含め「ハンドメイド仕様」ならではの壮片返しのハンドステッチを施しています。

今回のコーディネイトは、ラウンドカラーのクレリックシャツに、現時点では春物が未入荷の為、自宅より持ってきたハウンドトゥースのネクタイを締めて、小紋プリントのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は私の宝物の「白井さん」からいただいた「大塚製靴」社製オーダーメイドの黒のキャップトウで決まりですね。

姪の結婚式には、白いセミワイドカラーシャツに、ストライプか千鳥格子のドレスタイを締めて、麻のポケットチーフをスリーピークスで飾り、グレーのウエストコートを着て、コールのトラウザースを穿いて、自分の結婚式以来(27年ぶり)の昼の純正装“ディレクターズ・スーツ”スタイルで決めて行こうかと思いつつ、きっと直前にグレーのウエストコートだけに変更し周りに合わせてしまうかもしれません。





弊店「TENJINYAMA」が汐留にて2004年2月にオープンし、2006年2月に現住所の銀座6丁目に移転をしもうすぐ丸7年が経過しようとしています。
今年、2013年の3月2日(土)に、同じ銀座内ですが2丁目に移転することが決まりましたので、ご案内をさせていただきます。

尚、移転に伴いスペースの都合で、“在庫一掃セール”を開催することにいたしました。
店内の在庫生地を“最終処分価格”でスーツ¥58,000~ にて提供いたします。
2月23日までの期間で開催いたしますが、数に限りがございますのでお早めにご来店下さい。


弊店「TENJINYAMA」のHP(http://www.tenjinyama.jp/)の更新ができない為、1月の休業日のご案内をこちらでさせていただきます。 
20日(日)、27日(日) です。