キャメルヘアのポロコート | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今年初めてのブログの書き込みです。
今年も一年間、お付き合いよろしくお願いいたします。


今回は、「天神山流」でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな「冬の正統派の着こなし」には欠かせない筆頭アイテムの、「キャメルヘアのポロコート」を着て3年ぶり2度目の登場です。

昨年の11月後半よりずーっと前倒しで平年の気温を下回り冬の季節へと早くも突入しながら、12月後半の“クリスマス寒波”からは1月並みの真冬の厳しい寒さまで到達して、年が明け寒の入りの“小寒”の5日はこの冬一番の冷え込みを記録してと、例年にない早くからの厳しい寒さに身体が慣れつつも足元からの底冷えに我慢が出来ず厚手の靴下が手放せなくなり、ピッタリ目に作った靴が少しきつめに感じながら、「フランネル」「ツイード」素材の洋服と共にオーバーコートの出番が今年は長くなりそうで、小物を加えたフル装備でのコーディネイトを細部にまでこだわりながら楽しめたらと思っています。

このコートは、3年前の1月に紹介(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/49867113.htmlした時にも書いていますが、不恰好な私に合わせて最初に着丈詰め調整をしているのにもかかわらずまだ長く感じながら階段で何回も引っかかったことや、私の住んでいる横浜の山奥のバス停に立っている時に、あまりにも目立ちすぎて家族の顰蹙をかって、10年以上はお休みさせていたのを「白井さんの着こなし」ブログに刺激され、久し振りに真冬のローテーションに加えたのですが、どうしても長い着丈が気になってまた昨年は活用していなかったのを、今シーズンの早い冬の始まりと長引きそうな厳しい寒さに備え、着丈調整を再度施し4着目のローテーションに加えることにしました。

着丈を私のお気に入りの7cm詰め107cmにしてバランスがおかしくならないか心配しましたが、写真を以前のと比べても見た目には殆んど変わらず、裾裁きは完璧だし早く調整しておけば良かったと反省しながら、逆に着なかった分消耗が少なく30年以上は付き合えそうで、今後の活躍に期待しています。

今回のコーディネイトは、襟元には前回が綺麗なグリーンのカシミアのマフラーだったので、「DRAEKS」社のペーズリー柄の大判シルクマフラーを巻いて、「DENTS」社のネンキの入ったペッカリーの手袋をはめて、スーツは幅広のチョークストライプのダブルブレストに、クラシックに小紋プリントのネクタイを締めて、靴はお気に入りで頻繁に登場させている「天神山オリジナル」で作製した逆折込みのスエード・セミブローグで決まりですね。

「ポロコート」と言えば「キャメルヘア」を着る時は、気持ちの高まりにと共に細部まで気を使いつつ、本来ならソフト帽を被らないと「冬の正統派の着こなし」とは言えないのですが、25年前にハンチング帽で1シーズン訓練をして、次のステップに移れなく今になってしまっていることに反省をしながら、オーバーコートを羽織る時期になると毎年思い悩んで、そろそろスタートしてみようかと構想を練っているところです。

今シーズンは11月後半から一気に冬の季節へと移行したのに伴ってか、11月半ばに紹介しているお値打ち価格の「ヘリンボーン」と、12月に気合を入れて紹介した「アルパカ」の効果もあってか、例年に増して「ポロコート」のオーダーが増えていて、冬シーズンになると「天神山流」で毎年しつこく提案し続けている身も心も温まるクラシックでエレガントな「冬の正統派の着こなし」が徐々に浸透しつつある中で、これからも引き続き少しでも多くの方に広めていけたらと思っています。




弊店「TENJINYAMA」のHP(http://www.tenjinyama.jp/)の更新ができない為、1月の休業日のご案内をこちらでさせていただきます。
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