シアサッカーのスーツ 2回目 | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、強い日差しの夏には欠かせない素材「シアサッカー」の今シーズンおすすめのギンガムチェック柄で作製したスーツの紹介です。

5月としては異例の台風2号の接近に伴って、東京地区も5月27日(金)に昨年より17日も早い梅雨入りになり、清々しい空気が心地よい初夏の陽気をあまり感じないままジメジメとした嫌な季節に突入して先週前半は冷たい雨が続き4月の気温まで下がり、週後半からは雨の日が少なくカラッとした爽やかな晴れ間が続いたりと梅雨入りが間違えたかと思わせる陽気ですが、どちらにしても早目の梅雨明けを期待しながら装いと気持ちだけでも明るくなるように心掛けようと思っています。

このスーツは、ビジネススタイルのアイテムを中心に揃えながら3年前からお付き合いいただいている方が、今シーズンのおすすめとして紹介しているシアサッカーのギンガムチェック(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/51617927.html)を見て、カジュアルスタイルの時に試してみたいと言うことで作られたもので、ちょっと派手目なので最初はジャケットだけで作ろうとしたのですがパンツだけでも暑い夏には爽やかなイメージで使える為、バラして使えることを前提にスーツで作ることにしました。

この素材は、4月に紹介しているストライプ柄のスリーピース・スーツと同じ、イタリアの生地マーチャント「Caccioppoli」社のポリエステル67%&コットン33%混紡の皺になり難くサラッと快適なタッチが特徴で、今シーズンの新作として登場したギンガムチェック柄はカジュアルなイメージを強調した夏の眩しい日差しの中でひときわ映えて陽気な気分にさせてくれる優れものではないでしょうか。

モデルは、胸幅や肩幅の狭いこの方がいつも使っている「LSCS」ではなく、カジュアルなイメージを強くする為に弊社で扱っている「アンコンストラクション」(肩パット裏地なし)の中で身頃の芯地を半分にした一番軽量な仕様で、衿幅が少し狭く釦スタンスが高めの「ICS」を使い、シングル3ツ釦、3パッチポケットのサイドベンツにして、スラックスは1プリーツにしています。

今回のコーディネイトは、白いオックスフォードのボタンダウンシャツに、お気に入りのボーダーのニットタイを締めて、白い麻のハンカチーフを挿して、靴は前回紹介している「古いアメリカ靴」の」中から選んだ「BOSTONIAN」製のカジュアルなイメージにピッタリの本物「ホワイトバックス」で決まりです。

梅雨明け後の夏本番に突入したら、ジャケットスタイルでは白い麻の開襟シャツやボタンダウンシャツに白いコットンパンツを合わせ、ギンガムチェックのパンツだけでの活用は白いポロシャツかTシャツで水玉のネッカチーフを巻いて夏のリゾート気分に浸っても良いかもしれませんね。

早くも作成中の2011年秋冬のサンプルが出来上がってくるのを待って、私が今シーズン初挑戦で作った「シルクのシアサッカー」を、まだ梅雨が明けていない7月始めから晴れの日にタイミングを合わせ着始めようと思っているところで、まずは白い麻シャツにストライプの蝶タイでと構想を練りながら楽しんでいるところです。