ウインドウペインのスリーピース | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、今週からやっと着始めた中肉素材のウインドウペイン柄で作ったスリーピース・スーツです。

先週の“立春を”過ぎて週末は少し暖かくなり3月中旬の気温にまで一気に上昇し、今週は東京地区でも珍しく不安定な天候が続きながら昨日はみぞれが降るなど、また、明日の“建国記念日”からの連休は荒れた天気になりそうで、まだまだスッキリ春へと向かってくれそうにありませんが、そろそろ3月の着る春よりのものを準備しなければと思っているところです。

このスーリーピース・スーツは、昨年の7月末の「2010年秋冬商品紹介」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/50808962.html)に掲載した、私がチョークストライプに続き2着目に選んだもので、2011年春夏シーズンのおすすめで前回紹介した「シルクのシアサッカー」が出来上がってきてディスプレーを着せ替えたのと、真冬はちょっと寒そうな素材だったので、先週末の春らしい暖かい兆しが出てきたのをきっかけに今週から着ることにしましたが、素材が中肉でカシミア15%入りのしっとりとした肌さわりがスーパー140‘sなどの細番手に匹敵するほど気持ちよく、厚手のフランネルやツイードが好きで以外と中肉の素材の手持ちが少なかった私には、これから4月までの春先には活躍してくれそうな1着です。

今回はカントリー調のウインドウペイン柄を意識して、腰のポケットをバルカ(舟底の形)のチェンジポケット付きにする為に、モデルを私の体型に合っている「CRCS」(カラチェニ)から「RESZ」(ローマンイングリッシュ)に久し振りに変えながら「ハンドメイド仕様」で作った結果、私の左右異なる異常な肩下がりなのに肩パットを薄くしているので肩の後に多少皺が出ていますが、今までよりサイズバランスがよく更に気安さが増して感じるのは、久し振りに試したハンドメイド仕様のせいかと今後の作成にあたって思案しているところです、と言いながら既に紹介している夏物はライトハンド仕様で作ってしまいました。

今回のコーディネイトは、お気に入りのストライプのクレリック・ワイドカラーシャツに、春を少し意識して明るめで私の好きな2色のストライプタイを締めて、ペーズリー柄のポケットチーフを挿して、靴は今一番お気に入りの「天神山オリジナル」で作成したスエードのUチップダービーです。

今年の10月の秋口には、気分を変えてベステッドジャケットにグレースラックスを合わせ、タッターソールのボタンダウンシャツに、黄色いウール&リネンのソリッドタイを締めて、また、ジャケットだけを使い綺麗な色の薄手のニットベストをアクセントにしてカーキー色のツイールのスラックスを合わせ、オックスフォードのボタンダウンシャツにストライプのレップタイを締めるなど、セパレートでのコーディネイトを数多く楽しみながら、着こなしのレベルアップを図れればと思っています。

今回着てきたオーバーコートは、ちょっと寒かったので前回のカシミアブレザーの時に着ていたドネガルツイードのヘリンボーン柄でしたが、私が今シーズンやっと挑戦しようと思って買おうとしているうちに寒くなってしまって、まだ買っていない「ローデンコート」の雰囲気がピッタリなので、早く買わないとと思いつつ、コンビネーションの靴はそろそろ作らなければならないしと、今年の11月でもいいかと悩んでいるところです。