グレンチェックのスリーピース | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は2ヶ月振りの登場で、食べすぎ飲みすぎの正月休みが過ぎてちょっと太り気味(写真の弛んでる首の部分が気になる)の私が今シーズン初めて着用したグレンチェックのスリーピースです。

1年のうちで最も寒さの厳しい頃と言われている大寒(1月20日)の昨日と今日の日中までは気温が急上昇し記録的に暖かいコート要らずのポカポカ陽気になりましたが、今年は北海道から日本海側を中心にゲリラ豪雪など大雪の被害が出て、東京も雪は降りませんが年明けより乾燥した厳しい寒さが続いていて、弊店でも今シーズン好調で残りわずかとなった「ローデンコート」が1月になってからも動いています。

このダブルブレストのスリーピース・スーツは、昨年のこれから夏本番が始まる7月始めに「2009年秋冬商品」第1回目で紹介をした、念願の3年越しでやっと作れた目付けのしっかりとしたフランネル素材のブルーのオーバーペインが入ったグレンチェック柄で、「白井さん流」にダブルブレストにウエストコートを加えたオーダーならではのスリーピース仕様です。

考えてみたら私が「信濃屋」より「天神山」に移籍して今年の2月で丸6年経ちますが、サンプル兼用で作った秋冬物スーツはダブルブレストが5着で内4着がスリーピースで、身も心も暖まるフランネル素材が多い為に寒い季節のローテーションばかり増えています。

前にも書きましたが、暑がりで寒がりの変な体質の為に厚手の素材を着始めるとちょっとでも薄手のものを着ると寒く感じながらこの時期に思うことで、3ヶ月毎に区切って4シーズンを着るものを素材で分けて揃えるのがベストだと言いながら、私の好きなフランネルとツイード素材を毎年の秋冬シーズンになると加えている為に、今の寒さが身に凍みる季節用は充実しているのと、夏は異常な汗かきなので軽量なウールやコットン素材を重視した素材が中心になり、気が付いてみたら秋や春用の中肉の素材で作ったものが少なくなってしまいました。

それ程洋服に興味が無い一般のビジネスマンの方なら上着を着なくなった真夏意外にと一年を通して着れる便利な素材と考えるとたくさんの種類の見本が一年中ありますが、私にしてみれば色気も無く何処のメーカーでも同じに見えてしまって選ぶ素材の種類が少なく感じる理由で何時までたっても増やしていけないのが現状ですが、次回からは見方を変えてジャケット中心に素材選びをしていきたいと思っています。

コーディネイトは、前回が水玉のネクタイで黒の靴だったので今回は違う合せ方を意識したのと、最近試し始めたスエードのオリジナルシューズを履きたかったので、ストライプのセミワイドカラーシャツに、今シーズンで終わりそうな綺麗な色が特徴の「EDDY MONETTI」のカシミア&シルクのストライプタイを締めて、迷った時は白のポケットチーフを挿して、オーバーコートは「CARLO BARBERA」製のグレーのカシミア素材で作った弊社オリジナルポロコート(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/38987069.html)で、先週土曜日の寒い日に着用したので真っ赤なカシミアのマフラーをアクセントにしました。


前々回の時にお伝えした、「ひと日記」http://blog.goo.ne.jp/hito0815)さんの「白井さんの着こなし」ブログが予想以上に好評みたいで、応援させていただいている私も気持ちが引き締まる思いで見させていただいていますが、不思議と自分の着こなしまで意識するようになり、今まで何年も眠っていた「E.ZEGNA」製のキャメルへア素材のポロコートをこの冬のローテーションに加えることにしました。

次週、紹介する予定ですのでお楽しみに・・・。