真空管のトラブル対応 | 宰府の梅だより

宰府の梅だより

趣味の真空管アンプや音楽、旅行それに日々の出来ごとなどをご紹介します

梅雨空のもと、コロナにも負けずKT44プッシュプルアンプの仕上げをしていて、もうじき

作業も終わる予定でしたが・・・調整のため出力管のKT44を抜き差ししていたところ、

トッププレートのキャップが取れてしまいました。

 

プレートからの引き出し線が出ていれば半田付けをし直すことで修理可能なんですが、

今回は写真のようにガラスの根元から切れていて継ぎ足しができません。

 

そこで裏技です、良い子の皆さんは決して真似をしないように。

ダイアモンドヤスリを使って、ガラスを少しづつ削っていきます。削り過ぎると空気が漏れ

一瞬にして成仏してしまいますので慎重に慎重に。

なんとか3~4mm程度、引き出し線を露出させることができました。

 

次に、以前廃棄した真空管から取り出していたジュメット線を継ぎ足します。ハンダだけでは

外れてしまいますので、両方の線の先端をU字型に曲げしっかりと絡ませます。それから

ハンダで固定します。

 

後はいつも通りにトップキャップを接着剤で固定し、リード線を半田付けして終りです。

アンプに実装しテストしましたが、機能に異常はなく、裏技は成功したようです。

 

危うく1本ウン千円の真空管がダメになるところでした。無事に修復できてホッとしています。

製造されて数十年経つ古典管の場合は特にトップキャップやハカマの緩みはあるものとして

扱わないといけませんね。