○ 余談。 | たいやき社長、書く。

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私は、テレビも、新聞も、ネットも見ず、人づきあいもしないので、世間の「常識」には、非常識な人間なのですが、ただいま勢いのある、有名なオンラインショッピングサイトの社長が、100人の人間に、お年玉として100万円を出したということですが、当然、世の注目を浴びますから、ひとつの宣伝・広告になり、〝 戦術 ″ としては、あってもよいのかも知れません。

しかしながら、私は、〝 戦略 ″ として、ないしは、経営者・商売人の判断として、これは、正しいとは思いません。件の会社は、アパレルオンラインショッピングサイトを運営されておりますので、社長個人のお金といいましても、それは、会社の利益から得たものでしょう。そして、その利益は、宣伝広告費や、出店テナント費、手数料、売買などの、「利幅」によるものでしょう。

これで、たとえば、医者が人命を救って100万円の報酬を手にした、講師が人々を感動させる話をして100万円の報酬を手にした、アーティストが素晴らしい演奏をして100万円の報酬を手にしたというのは、誰もが納得すると思います。しかし、仕入れた原価に「上乗せして」利益を得るような商売などで100万円儲けたとして、そのお金をバラまくような使い方をしたら、どうでしょうか。

結局、知名度やブランド力に物を言わせたり、原価に「上乗せして」稼ぐタイプの商売は、たとえ、どれほど世の中が、人々が求めていたものであっても、「お客様に稼がせていただいた」のです。そこにきて、利幅で儲けたお金を、お客様が不快になるような使い方をするのは、お客様への感謝に欠ける振る舞いですし、商売人としての「品性に欠ける」と言わざるを得ません。例えばですが、このようなことはありえませんが、「皇室」の方が商売で儲けたとして、このようなお金の使い方をするでしょうか。

経営は、ほぼ100パーセント、トップの人間性、精神性で決まります。したがって、品性のないトップの下や周りには、遅かれ早かれ、100パーセント品性のない人間が集うことになります。これに例外はないのです。品性に欠ける集団、組織となったとき、その集団、組織は、間違いなく消えてゆく定めにあるのです。100年続いてる企業は、とにかく、「勤勉・質素・倹約」に務めています。ここ30年の間に突出してきた企業は、この先30年の間にほとんど消えてゆくと思います。

利益というのは、やはり、元はお客様のお金ですから、より一段、お客様が喜び、より一段、お客様のお役に立てるような使い方をするべきです。少なくとも、〝 そのように見える ″ 使い方をするべきでしょう。商売の大原則は、「お客様第一主義」であり、〝 お客様 ″ をなおざりにしてはいけません。今も昔も変わらず、商いの王道とは、「勤勉・質素・倹約」であり、お客様から、「私たちのお金で儲かったのだろうが」と思われるような使い方をすると、人間の生き霊といいますか、念波というものは、非常に強い力ですから、その負の「想い」によって、滅ぼされることは往々にしてあるのです。神仏も、「そのようなことをさせるために、お前を儲けさせたわけではない」というところでしょう。

今回は、まったくの余談でしたが、最終的に、人間は、とりわけ経営者という立場は、「目には見えない領域・世界」のことまで見識を深めないことには、この世的に、生きのびてゆくことは難しいのであるということを知っていただきたいと思います。お金をどのように使うかは、個人の自由ですが、できるだけ、「負の想い」を集めるようなことは避けたほうがよいでしょう。

もちろん、手にした100万円を、世のため、人のために使うという人もいるでしょうから、世の一部の人間に、夢や希望、チャンスというものを与えたという面もあるでしょうから、ひとくちに間違っているとはいえません。しかし、奇をてらうことは、長続きしないことは確かです。前記事にも書きましたが、「お金は、稼ぐよりも、使う方が難しい」というのは事実なのです。

話は変わりまして、私は、昨日、ぎっくり腰ならぬ、「ぎっくり背中」をやってしまい、動けずにいました。そこで、ただいま施術を終えたところなのですが、埼玉県は深谷市にあります、「健和薬手院」さんに来ていました。ここは、口コミ、紹介のみです。普通の人は、まず出逢えないでしょう。一応、「整体」の類ではありますが、人間業でありません。もし、あなたや、あなたの周りの人で、身体のことで、「どうにもならない」悩みを抱えている方がおられましたら、最後の切り札、頼みの綱としていただけたらと思います。

  
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