で、この世、この地球には、地球にすむ、
わたしたち「人間のルール」があるんだよ。
ここでは、
宇宙のルールを、「天の道」。
人間のルールを、「人の道」。
とよぶよ。
で、天の道と、人の道というのは、まったく異なるんだよ。
ちょっと、わかりずらい話かもわかんないけど、いっしょ懸命はなすからね。
よく聞いてね。
「天の道」は、もう、法則そのもの。
季節はくるいなくめぐってね、寒くなったら、ゆっくり暑くなって、、。
朝がくれば、昼がきて、夜がくる。
死ぬ人がいれば、同じ分だけ、また、生まれる人もいる。
ね?
で、人間がつかう分だけのね、
世の中で減る分だけのものは、
すべて、大自然の中でね、
田んぼや、畑、川、海、山、森林で育つんだよね。
家につかう木材の樹木とかさ、野菜や、魚、お米なんかをはじめ、
この地球という星に生きる、すべての存在に必要なものは、大自然の中で、生まれて、育つんだよね。
で、生まれたら、生まれた瞬間から、すでに、死へと向かってね、ゆっくりゆっくりと、年をとっていってさ。
建てた家も、盛った土も、掘った穴も、人間がつくったものは、時間とともに、しだいに、くずれていき、うまっていき、くさっていき、、ってね。
これが、「天の道」なんだよ。
で、「人の道」となると、天の道とはちがうんだよ。
人間はさ、他のいきものみたいに、毛皮とか、うろことかも、なんにもなく、
もう、まっ裸で生まれるんだよな。
考えてみたら、すごいよね、、笑
雨も降ったり、風もふいたり、激しく日光がそそがれて、暑かったり、真冬なんかとんでもなく寒い、、
なのに、まっ裸、、笑
ね。
そうなると、家がないとこまるよね?
衣服がなければ、寒いよね?
とにかく、人間は、なんにもしないと、
この、大自然の中でいきていくには、
かなり、こまるというかさ、不便な状態なんだよね?
わかるよね?
そうするとさ、やっぱり、この大自然の中で、人間が生きていくためには、人間が生きるのに便利な状態を、つくらないとダメなんだよね。
それを、「人の道」というんだよ。
人間のルールだよな。
だから、たとえば、お米は、人間に必要だから、「善」だけど、そのお米を食べちゃう虫なんかは、害虫ってきめて、「悪」とするんだよね。
また、人間に役立つ草木は、「善」だけど、
役に立たない草木なんかは、雑草ってきめて、「悪」になるんだよね。
ほんとは、雑草なんていう草はないんだけどね。
オッケイ?
で、雨風しのぐ、家をつくるのは、「善」、
それを壊すのは「悪」っていうように、
人間が不便なく、生きていくためにつくったルール、人間がきめた道だから、「人の道」とよぶんだよ。
これ、宇宙や、天から見れば、「善」も「悪」もないんだよ。
ただ、「存在してるだけ」なんだから、これが善いとか、これは悪いなんていうのは、ないの。
存在しているということは、天から、存在することを「ゆるされた」、許可されたから、存在してるんだよ。
蚊取りとか、ネズミ取りとか、ゴキブリ取りとかあるけど、
蚊だって、ネズミだって、ゴキブリだって、「何かの必要があって」存在してるんだよ。
この世に、必要のないものというのは、存在しないんだよ。
宇宙、「天の道」には、ひとつのムダもないんだよ。
なぜなら、天は、完全・完璧だから。
だから、天が創造して、存在させるものに、ムダなもの、必要ないものなんて、ないんだよ。
必要ないなら、はじめから存在しないか、自然消滅するの。
わかるかい?
善か悪か、必要か必要でないかは、人間が、「人の道」として、勝手にきめたことなんだよ。
ね。
その証拠にね、天には、善悪がないからね、すべて、自分が創造した、愛する存在だから、
お米の稲は成長させるけど、雑草は成長させないなんてないだろ?
人間の赤ちゃんだろうが、ゴキブリの赤ちゃんだろうが、分けへだてなく成長、生育させるだろ?
太陽の光だって、空気だって、こいつにはやらない、、なんていうのはないの。
公平なの。
天には、善も悪もなく、
「すべて、必要であり、愛すべき存在」なの。
で、人間は、人々にとって、役立つものを善とし、役に立たないものを悪とするんだよ。
ここに、「天の道」と「人の道」のちがいがあるんだよね。
なんでかって、人の道は、人がつくったものだからだよ。
天は、人の道なんてつくってないの。
人の道は、人がつくったの。
天の道とは、まったくちがうんだよ。
だから、これで、人の道をなくしたら、この世、この星は、たちまち、原始時代のような世界に戻っちゃうんだよね。
人の道っていうのは、原始時代からさ、ずっと、長い年月をかけて、過去の人々が、自然のまんまでなく、
人生に役立つように、じっくりじっくり、頭つかって、からだつかって、時間つかって、つくりあげてきたものなんだよ。
だから、人の道を、ほったらかしにしちゃうと、天の道のまんまね、自然状態に戻っちゃうんだよな。
考えてみると、天の道からしたら、人の道っていうのは、極めて、不自然な状態なんだよな、、笑
かといって、人の道をなくしちゃうと、世の中、大変なことになるよ。
もう、バラバラだよ、、。
だから、政治とかさ、法律とかね、礼儀や礼節、教えを、きちっとつくって、どうにかこうにか、人の道というのを成り立たせているんだよね。
で、この星、地球は、無限に、宇宙に存在する星々の中の、ひとつだよね。
ということは、人間のルール (人の道) は、絶体に、宇宙のルール (天の道) には勝てない。
すべて、宇宙のルール、天の道に支配されてるんだよ。
だから、人間は、
「天の道にしたがいながら」、
人の道を進むんだよ。
かといって、天の道にしたがったまんまでは、人の道は成り立たないの。
半分は、天の道にしたがって、
もう半分は人の道をとおす。
バランスが必要なの。
たとえば、タネをまいたら、天の道にしたがって、芽が出るのをまつよね。
だけど、天の道のまんまでは、害虫もくれば、雑草も生えるからね。
そのときは、天の道にさからって、害虫を退治し、雑草は抜く。
ほかにも、人間は、生きねばならないから、当然、食欲もでれば、物欲もでてくる。
欲というは、自然にわいてくるよね。
それは、天の道なんだよ。
だから、わいて出てきた、「欲にしたがって」、いっしょ懸命はたらいて、仕事して、お金をかせいで、欲を満たすの。
これは、天の道。
反対に、わいて出てくる、「欲というものをおさえて」、社会のルール、規則をまもって、人としての義務、任務、役目をはたすようにもしなきゃなんない。
こっちは、人の道。
伝わってますか?
ね。
バランスなんだよ。
右でもダメ、左でもダメ、
「まん中」でないとだよ。
これを、昔のえらい人は、
「中庸」とよんだの。
ね。
家を建てるのには、四角い木がはえてれば便利だけど、そんな木なんかない。
皮も骨もない魚や豚や牛などがいれば、食べるのには便利だけど、そんなものはいない。
ね。
おにぎりが生えてくれたら便利だけど、稲を育てて、かりとって、精米して、お米を炊かなきゃ、おにぎりは食えないの。
コンニャクが海でおよいでくれてたら便利だけど、、あれ、イモだもんな、、笑
畑で育てて、イモをつくらなきゃ、食えないんだよね。
すぐに使える木材を生やしてください、皮も骨もない、すぐに食べられる肉をください、すぐに食べられるおにぎりをくださいって、
願ったって、そんなのは、人間の勝手な思いなんだよ。
天は、そんなのは、つくらない。
だから、天の道にしたがいながら、その中で、人として、不便なく生きられるように、
「頭つかって、からだつかって、時間つかって、創意工夫するのが、人の道」というんだよ。
だから、頭もつかわず、からだもつかわず、時間もつかわず、創意工夫もしないで、人の道を尽くしもしないで、宇宙や、天、神仏をうらんだりするのは、バチあたりなんだよ、、。
そんなのは、人間のルール、人の道に反してるんだから、もう、当然、人間社会で、幸せに、豊かに生きることなんて、できっこないんだよ。
わかるかい。
庭や、道端に、落ち葉は日々つもるの。
それは、天の道だから、善も悪もなく、つもるの。
人間の都合ではなく、天の都合でそうなるの。
そしたら、人の道として、落ち葉はホウキで掃くの。
それだけなの。
雨が降ったら、傘をさすの。
雑草が生えてきたら抜きとるの。
食べ物は、ほっとけばくさるの。
くさったら、たべないの。
またつくるの。
「頭つかって、からだつかって、時間つかって、創意工夫するの。」
これが、わたしたち、人間のやるべきことなの。
人間が、この宇宙や、この地球という星をつくったんじゃないよね。
この宇宙も、この地球も、わたしたち、人間のためにあるんじゃないんだよ。
鳥や獣、虫や魚、草木、海、山、、、
「すべての存在」のために、
宇宙も、地球も、あるんだよ。
だって、もし、人間のために地球が存在するんなら、それこそ、木におにぎりとかパンとかが実ればいいんだよね?
天は、人間だけのために地球をつくってはいないんだよ。
人間の都合で、宇宙も、地球もできてないの。
地球に、人間が住んでるんじゃないよ。
人間が地球に住ませてもらってるんだよ。
わかりますか?
ね。
その中で、勝手に、人間がね、自分たちに都合のいいように、ルールをつくって、人の道というものをつくって、生きてるんだよ。
そんな勝手なことをしてるにもかかわらず、
この地球にはさ、おれたちに必要なものは、
すべて用意されてるよな。与えられてるよな。
自由に、好きなようにさせてくれてるよな。
ここに、「感謝」のきもちがわかなけりゃ、バチあたりだよな、、、。
まず、いいことないよな、、。
ここに「感謝」のきもちがない人が、わたしには、ちょっとね、多すぎるんじゃないかなって、思うよ、、。
宇宙のルールと、人間のルールは、
まったくちがうんだってこと。
そして、人間は、宇宙の中の、地球という星ににいるんだから、宇宙のルール・天の道には絶体に従わねばならないということ。
そして、天の道にしたがいながらも、人として、人間として、この星で生きるために必要、人間のルール・人の道にそって、
「しっかり、頭つかって、からだつかって、時間つかって、創意工夫して、
世の中の役にたち、人々の役にもたつ生き方をするということ。」
このことを、しっかり、わかってな、
しあわせに、ゆたかに、生きるんだよ。
すごく、わかりずらい話だと思うけど、7回読むと、なんとなく、わかるからね。
7回読んでみてね。
以上です。
ありがとうございます。
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