僕には、よく解らないものが色々ありますが、その一つに「エコロジー」というものがあります。
38の歳まで全く考えたこともなく、他人に問われても「食い物じゃないから関心が無い」と突っぱねてきました。
実は今でも正直あまり関心が無いのですが、38歳の時に某団体の勧誘を断りきれずに義理で入会したところ、それが結構エコが好きな団体だったので、例えば「キャンドルナイト」とかいうイベントに参加させられ…いや、参加させていただきました。
この企画は「持続性のある社会を目指して」「電気を消して、スローな夜を」とか「チーム-6%」とか、大変結構なスローガンを掲げており、当時まだ初心だった僕は、本事業の趣旨を踏まえて普段は乗らないバスにわざわざ乗って出かけたものです。
ところが、いざ会場に着いたところ、見事にメンバー達が概ね自家用車(それも排気量の大きい車が結構多い)で来場しており、ちいっとばかり電気を消した分の炭素減少効果など吹き飛ばしてしまう程の、高炭素社会を実現しておりました。
ぶっちゃけ「チーム+6%」であったことは間違いありません。
多分、本当の目的は「限界性のある社会を目指して」いたのでしょう。
いくらなんでも「社会の若いリーダー」たるべき「品格ある青年」達からなる団体が、そんなに間抜けであるはずはないので、僕が思うに真の目的は「現時点で人類を一刻も早く滅亡に導くことにより、今以上の科学技術の進展による、より大規模な宇宙的自然破壊を食い止めるため」の事業の一環であるが、それを公然と表明する訳にはいかないため、もっともらしいスローガンを掲げたということでしょう。
僕は、そのあまりにも深い全宇宙的な視点による社会運動に深く感銘し、某先輩にその旨話したところ、彼は「このような事業を行うことにより社会意識の涵養をはかっている。結果、チーム-6%を達成しようとするものだ」と言っておりました。敵を欺かんには、まず味方からといいますが、目的達成のために、そんな屁理屈を捏ねてまで真の目的を隠蔽しようとする慎重な姿勢は実に見事なものだと感心したものです。
その他にもマイ箸運動なども行っておりますが、僕はメンバーが所謂マイ箸を持ち歩いている姿をほとんど見たことがありません。
それどころか、マイ箸が必要なイベントの時には、その都度マイ箸を購入し、そのままイベント会場に忘れてきて、次の機会に新たに購入するという「使い捨てマイ箸運動」を秘密裏に展開しており、まだしも割り箸のほうがエコという、実に見事にエコを装った「アンチエコ運動」を着実に推進しております。
それなのに、怪しからんことに、僕と同時に入会した「いまぴぃ」さんはマイ箸使用義務イベントにおいて懐から割り箸を出してマイ箸と主張するなど、アンチエコ運動に協力しない不心得者であることは実に残念なことです。
ちなみにその不心得者のブログアドレスは下記の通りです。
更にはペーパーレス化の推進と言いながら、誰も読まないような総会資料を本年度わざわざ作ったり、アテンドとか称して、エコロジカルな公共交通機関を使用しない車での移動の推奨とか、某団体のアンチエコ社会の推進へ向けた組織力の強さには、ついていけない程です。
そのような訳で、僕の「エコロジー」理解は益々混迷の度を深めていっております。