よく税金に絡む話で企業が追徴課税されたというのを見聞き
することがあります。
そのときに「見解の相違」ということもよく言われます。
企業が出す決算書が絶対だと思っていれば?ということにな
ると思うのですが、決算書はある意味絶対ではないと思って
いれば企業側と国税側には見解の相違があったのだなとわか
ります。
本書を読んで決算書にはグレーゾーンが多いということを再
認識しました。
あと「脱税」と「節税」はまったく違うというのもなるほど
と納得しました。
脱税は違法に税金を逃れた場合のこと。だから「誰でもでき
る」のだそう。
売上を少なく計上したり、経費を水増しすれば誰でもできる。
一方、節税はそうはいかない。
節税のための知識も必要だし、それなりの準備も必要。手間
をかけなければできない。
節税のうまい企業というのは、日ごろから税金について研究
し、少しでも税金を安くする策を講じているとのこと。
決算書でも「節税のうまい決算書」と「脱税の決算書」では
まったく違うのだそう。
節税を意識するというのはやはり重要なんだなとつくづく思
います。特に昨今の政治の状況を見ているとね。
正直税金払いたくないと思うのは当たり前だと思う。
なんで裏金は税金払わなくて済むんだろう?★★