うまく老いる | チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

 

 ・91歳、老いの実況中継中!

 ・「長生きするのが怖いです」

 ・実際の健康寿命はもっと長い!?

 ・足腰や記憶力より先にくるもの

 ・意欲低下に「他力本願作戦」 

 ・老人性うつの初期症状を発見

 ・良医は待合室の患者さんが元気

 ・高齢者を低栄養に導く粗食信仰

 ・老いを生きやすくする性格とは

 ・幸齢者になるための10の秘訣

                   ー裏表紙よりー

 

 

 評論家樋口恵子さんと精神科医和田秀樹さんの対談。

 最近やはり老後の生活とか死に対して考えることが多く

 なりました。

 両親を見送ったことで余計にいろいろ考えさせられるこ

 とも多く‥。

 両親共々、大した趣味もなく友人もなくお金もなく2人

 でひっそりと生きていた印象です。

 晩年は2人とも認知症になりました。認知症に関してい

 うと、本人はそんなに不幸ではないのかなと思います。

 特に私の両親に関していえば自分が認知症だという自覚

 もないわけですから。

 もちろん私は正直大変でした。ただ、認知症自体が恥ず

 かしいこととは思いませんが、親戚などの心無い言葉に

 は傷つきました。 

 それだけ認知症の実態が世の人にあまり理解されていな

 いのだろうと思います。

 樋口さんが言われていますが「誰ひとりとして、同じ老

 い方の人はいない」というのはそのとおりだと思います。

 両親を見ていても認知症といっても症状が違いますし、

 これは普段の性格が表れているのだなと思いました。

 私自身が思うことを書きます。

 自分のことは自分で決めるということが大事だと思いま

 す。これって長年主婦をしてきた人に多いと思うのです

 が夫の意向を聞かなきゃ、家族が許してくれるかとか、

 こういうのを聞くと私うんざりします(過激ですみませ

 ん)。

 母がこういう人でして、なんでも自分で決められない。

 すぐに誰かを頼ろうとする。もちろん体が不自由になっ

 てきて他人にお願いするということは大事なんですが、

 そうではなく自分の意識がしっかりしていて体も動く状

 態であるときから依存心が強いのはどうかと思います。

 高齢者も気概を持て、そして体が不自由になってきたら

 お世話して下さる人に感謝の言葉を掛けることを忘れな

 い。こういう高齢者になりたいと思う今日のこの頃。★

 ★★