投資のプロが明かす 私が50歳なら、こう増やす! | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

 

 「50代で投資を始めるのは遅いのではないか」と思ってい 

 る人が多いようだが今ほど低コストで良質な金融商品が揃っ

 たことはなく、「生活に余裕の出てくる50代こそチャンス」

 と著者はいう。だが実際に始めようと思っても、どれくらい

 の額を、どれくらいの期間で運用すべきか迷う人もいるだろ

 う。そこで本書では、著者が自らを「50歳の投資未経験者」

 と想定して、いかなるマインドセットで、何にどう投資する

 かを具体的に開陳。何もしなければ現預金の価値が減るとい

 うインフレ時代に、余裕のある老後を迎えるための知恵を凝

 縮した1冊。              ー裏表紙よりー

 

 

 前回ご紹介した中野晴啓さんの

 

 

 と重なる部分もある本書。

 しかし決定的な違いは中野さんはインデックスファンドに対し

 て否定的だったのに対し、本書の著者朝倉さんは50代で選ぶ

 べきはインデックスファンドと書いておられます。

 ついでに運用には差がないので、インデックスファンドの商品

 選びでは、信託報酬がいかに低いかがポイントとも書いておら

 れます。 

 インデックスファンドを一定の金額で買い付けていく(積立)

 が有効だともあります。

 「投資の成績を決めるのは、実は価格だけではありません。

 カギを握るのは「量」、投信でいえば「口数」なのです」と

 ありますが、これなどはその通りだと思います。

 積立のよいところは安い価額のときは多くの口数が買えるこ 

 とです。

 以前読んだ本にあったのですが、ずっと安い価額で推移して

 いても積立の終わりの時期に価額が上がればそれで利益が出

 るとありました。これはずっと安かったので量が買えている

 からです。

 本書に「景気循環の先行きを予測して運用方針を変えること

 は、あまりおすすめしません」ともあります。

 これも賛成です。景気の先行きはプロでも読めないと私は思

 っています。

 そしてせっかく積立投資をしているのなら淡々と同じ金額を

 ある期間積み立てていけばよいのだと思います。

 そもそも積立投資をしているのは、いつが安いか高いかなど

 を予想する必要がないからです。

 50代ともなると老後も見えてきて焦る気持ちもわかります

 が、急がば回れの精神でインデックスファンドを積み立てて

 いくのがよいのではないでしょうか。

 私も50代から始めました。遅すぎるということはないです。

 ★★★