つくづくこういう本を読むと世の中の人が公的年金や
イデコ、NISAなどを本当に理解しているのかなと疑問に思います。
公的年金だっていろいろ改定されてきていることは
よいことなんでしょうけど、
それがかえってややこしくしてしまっているところもあると思う。
それにこれだけ男女同権という話になっているのに、
未だに遺族年金に関しては男性にとって不利な要素が多いというのは
どうかと思う。
まあ、女性の賃金は男性の7割程度らしいので年金では女性を
有利にしているということなんだろうか‥。
一時、公的年金はもたないとか、損得の話題が結構ありましたが、
最近は公的年金の良さも見直されてきているように思います。
何より終身年金なので死ぬまで貰えます。
これは大きい。
それに本書にもありますが、最近は「繰下げ受給」の話も
よく聞きます。
公的年金を65歳から受け取らないで受け取る年齢を繰り下げると
年金が増えます。
余裕がある人であればこの方法は人生100年を考えれば
かなりお得になります。
ただ、社会保険料を加味すると手取りはそれほど増えない場合も
あります。
そして繰下げ受給の一番の問題は”人間の寿命はわからない”という
ことに尽きます。
人間は思っているより長生きというのは自分の両親を見ていれば
想像できますが、
がんばって年金を増やすことだけが正解なのかどうかというのは
私は疑問に思っています。
老後ってなんだろう?最近考えるとため息が出ます。★★★