再読です。
ゴーストの続編。
一般的な小説やドラマの場合、
大企業VS中小企業という構図になるはずなのに
今作では佃製作所は帝国重工に部品を提供するため
帝国重工側につき、中小企業連合と闘うことになります。
今作は農業がテーマ。
普通に考えて農家は高齢化しており跡継ぎがいないというのが
現実ではないでしょうか。
殿村の同級生の稲本が農業法人を作りたいというのも
わかる気がします。
個人では限界があるからです。
佃たちはギアコーストの伊丹に裏切られます。
島津はギアゴーストを去り佃製作所に入社します。
佃にしても島津にしても伊丹は許せないでしょうし、
伊丹が困っているところを見て知らん顔をしても
責められるものではないでしょう。
佃や佃製作所の従業員、島津はなんのために
トランスミッションを作っているのかを考え伊丹を救うことにします。
それを考えるとラストの行動は納得できます
(私ならできないと思いますが)。
帝国重工の対応も見事でした。
財前の上司・水原のとぼけた言葉が面白かった。
財前はドラマでは吉川晃司、水原は木下ほうかだった確か?
いい配役でした。★★★