赤い指 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

先々週から風邪で何をする気も起きない。

本も読む気にもならず、

これならと思って手に取りました。

再再読です。

中学生の息子の罪を同居している認知症の母に

着せるというお話。

もちろん、そこに至るまでは夫婦ともども葛藤は

ありましたが、

息子の将来を守るため、自分たちの生活を守るため

決心します。

それにしてもいくら考えてもこの息子が

それで更生するとは全然思わない。

まあ、それも小説なのかもしれませんが。

認知症の問題にも触れられていますが、

加賀が放ったもう何十年も前から老人の認知症が

問題になることはわかっていたことなのに、

国は手を打ってこず、家族で処理すべきと考えている

というのはなるほどと思いました。

医学が進歩して是非、認知症が深刻な病気でないように

なってほしいと願う今日この頃。★★★