惰性と思考 (扶桑社新書)
929円
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外山滋比古さんのエッセイです。
気軽な気分で読みましたが、
95歳というお年を知っているからか、
なんだか含蓄のあるエッセイだなと
思ったりも。
旅行の話や食べ物の話、持ち物の話など。
うらやましいと感じたのは同級生や恩師との再会の
風景。
付き合いのある同級生もいないし、
会いたいと思う恩師もいない私としては
こういう風に年を重ねて学生時代のことを
思える幸せというか。
「かぜと個性」では今ちょうど風邪をひいていることも
あって、ああなるほどと思いながら読みました。
”なおりかけのときの気分が実によろしい。
弱気を強気にし、悲観的な人間にも希望というものが
あると考えさせる。”
まだ、そこまで希望が感じられないから完治は先かな‥?★★★