神の子(上) | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

薬丸岳さんです。

町田博史は戸籍がなく、稔という知的障害者の戸籍を

手に入れ一緒に行動していました。

博史はオレオレ詐欺の一味でしたが、その一味の男から

稔を始末するように言われ、その男を殺し逃走します。

その後、博史は少年院に入りますが、オレオレ詐欺の

黒幕の室井という男に監視されています。

博史はIQ161以上という抜群の知能を持っているので、

その知能を利用しようと室井は企んでいるようなのですが。

博史は少年院から出所後、ある工場に働くことになり、

大学にも入学し、普通の生活を送っていますが、

それでも室井は執拗に博史を追い求め、

様々な手を打ってきます。

とにかく上巻だけで500ページ。

いろんな話、場面が描かれています。

これだけいろんな登場人物がいたら混乱しそうなものですが、

そこは薬丸岳さん、使い分けが見事。

混乱もなく面白く読みました。

博史がその頭脳を活かして企んでいることは何か?というのも

気になりますし、

稔を探し出して博史をおびき寄せようとしている室井の真意も

図りかねます。

稔を探し出そうとしている室井の一味の雨宮の連れになった

ホームレスの小杉の正体も気になります。

この小杉は何者か?というところで上巻は終わり。

下巻も500ページ。

さあ、一体結論はどうなる?★★★