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人生賭けて: ~苦しみの後には必ず成長があった~ (小学館文庫)/小学館

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今回ご紹介するのは
「人生賭けて」
金本知憲著
小学館文庫です★★




金本さんはすごい人。
プロ中のプロと思ってました。
だから引退試合のときはテレビで観ながら
ボロボロ涙が出ました。
で、監督になってタイガースに。
こんな嬉しいことはありません。
2月のキャンプもずっとスカイA(ケーブルテレビ)で
見てましたけど、
すごく雰囲気がよくて楽しかった。
リレーなんか最高でした。
その金本さん。
元々はカープでも目立たない存在。
当時は前田や江藤や野村などが目立っていて、
金本さんは地味な存在。
だからかえって地味で地道な選手の気持ちも
わかるのだろうなと思ってしまう。
本書で興味深かったのは第3章の伝説。
子ども時代からけんかは強かったけど、
弱いものいじめはしないなど、
後の金本さんの人間性が形成されていたのだなと
改めて思う。
大学に入るときはいろんな行き違いがあって一浪して、
アルバイトしながら練習をしていたなど、
高校時代からのスター選手とは全然違う経験をしていたり。
カープに入団しても特に目をかけられていたわけでもなく、
普通だったらそこでくさるとかしそうなものなのに‥。
今季タイガースはどういう成績で終わるのか。
プロは結果がすべてですが、
今の試合や選手の雰囲気を見ていると、
明らかにタイガースは一皮むけたと思う。
最後まではつらつと思い切り振ること、
失敗を恐れないことを切に望みたい。