真贋 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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真贋 (講談社文庫)/吉本 隆明

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今回ご紹介するのは
「真贋」
吉本隆明著
講談社文庫です☆☆☆




著者の吉本隆明さんはご存知の方も
多いと思いますが、
作家のよしもとばななさんのお父さん。
吉本隆明さんの肩書きは詩人・評論家と
なっています。
イメージとして、吉本さんの書かれるものって
難くてとても読めないなあと思っていたのですが、
そういう意味では本書は平易な文章で
読みやすい。

まあ、書かれていることには納得することも
あれば、それはちょっと‥と、思うことも
あったのですが、
共感する部分で言えば、
「あらゆることに利と毒がある」と、いうこと。
「本を読むことで豊かになる」と、
いう考えに異を唱えています。
これ私、こういうブログをやっていていうのも
なんですが、
「本を読むことがいい」のかどうかは
わかりません。
実際本をよく読んでると言われる人が知り合いに
いましたが、
その人はちっとも人の気持ちを思い遣ったり、
汲み取れる人ではありませんでしたし。
本を読むことの「利」は確かにあるかも知れない。
でもそれと同時に「毒」も必ずあるはずと、
ひねくれ者の私は思ってしまうわけです。
他にも「明るいからいい」というのも
疑わしいという話もあります。
これも確かに‥と、思ってしまうところがあります。
人間の明るさは「明るくあらねば」と、思って
作ってるところもあると思いますし。
どんな人間でも悩みの1つや2つはあるでしょう。
そこらへんを見せないで、明るく振舞うことが
出来る人でもやはり危うさは持っていると
思うのです。
なんでもそうですが、すべて「利」だとか、
「明るい」なんて考えるのは、
やはりどこか違うんではないかと、
思ったのでした。



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 作った石けん♪

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